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トリプル&ダブルボギーで後退 古江彩佳のミスに潜んだわずかな“違和感”

古江彩佳は出入り激しく「72」。上位フィニッシュはならなかった。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2023年10月30日 10時00分

<メイバンク選手権 最終日◇29日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6596ヤード・パー72>

いきなりのトリプルボギーで出鼻をくじかれた古江彩佳。上位を目指す戦いに水を差され、この日はイーブンパー。6バーディを奪うも中盤にはダブルボギーも喫するなど、流れをつくれず、29位タイに終わった。

ワンちゃんがコースに乱入【写真】

「最後まで気持ちは切らさずにできたかな」と上がり6ホールで4バーディを奪いイーブンパーまで戻したが、マレーシアで感じていたある“違和感”がミスとなってしまった。「初日は完ぺきな自分のスイングができていたので、そこまで気にならなかったですが、ちょっと違う動きになってしまっているときに大きなミスになってしまう」と、アイアンショットで大きな痛手を負う。

2番のトリプルボギーはセカンドを左の池に入れ、11番のパー3は手前の池。いずれもその違和感が招いたミス。初日が完ぺきだっただけに、2日目以降は徐々に気になっていたという。「フェアウェイから打つと芝に引っかかることがあって、そこまで大きなミスではないけど、ちょっとしたものが大きなミスにつながってしまった」。紙一重の差で、インパクトがズレてしまった。

前週の韓国では久々のトップ10に入り、今週も好発進を決めた。そこから徐々に後退し、終わってみればトップ20も外してしまった。「来週はコースも天候も違うと思うので、切り替えてできると思う」と、日本開催の「TOTOジャパンクラシック」でリベンジを誓う。

「早いですね。もう1年終わるという感覚なんですけど、最後までしっかり走り抜きたい」。修正能力は古江の持ち味。年間ポイントランキング9位で入る終盤戦。残り3試合で、1年3カ月ぶりの勝利を貪欲に求める。(文・高桑均)

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