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“11年ぶり”に通算アンダーパー4人の難コース 最終日に60台で回った古江彩佳の粘り方「怖がっていてはダメ」

メジャー並みの難しいコースで最終日に古江彩佳が「69」をマーク。内容がすごすぎた

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2026年4月6日 14時30分

<アラムコ選手権 最終日◇5日◇シャドウクリークGC(ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>

米国女子ツアーと欧州女子ツアーの共催となる新規大会が終了した。アンダーパーで回った選手は初日が26人、2日目は11人、3日目は8人、そして最終日は14人となる難コンディションだった。4日間のトータルアンダーパーはわずか4人にとどまり、2020年の「全米女子オープン」以来の少なさ。メジャー以外では15年「ブルー・ベイLPGA」以来となる厳しい戦いとなった。

〈連続写真〉古江彩佳は2軸スイング、少ない開閉、フックグリップで飛ばす!

舞台となったネバダ州のシャドウクリークGCは、西海岸特有の乾燥の影響でフェアウェイやグリーンが硬く、ボールが大きく跳ねて転がる。アップダウンやドッグレッグ、狭いフェアウェイが続くレイアウトに加え、風も吹くなど、多くの選手が攻略に苦しんだ。

初日「73」、2日目「77」、3日目「78」と苦しいラウンドが続いていた古江彩佳は、最終日に粘りを発揮。5バーディ・2ボギーの「69」をマークし、65位から35位タイに順位を上げた。「落ち着いてラウンドができたのと、いいパッティングが最初から入ってくれたので、すごくいいラウンドだった」と笑顔を見せた。ここまでの3日間とは異なり、精神面でリラックスして臨めたことが好結果につながった。

1番で下り約2メートル、2番では下り7メートルのパットを沈めて連続バーディ発進。3番ではラフからグリーン面が下りで約15ヤードのアプローチを50センチに寄せ、4番では手前ラフから約20ヤードを5メートルオーバーさせながらも1パットで沈め、圧巻のパーセーブを見せた。さらに7番でも約5メートルを決めて、前半だけで3つスコアを伸ばすと、後半も粘り強いプレーでしのいだ。

フェアウェイキープ率は92%で、外したのはわずか1回。グリーンは手前に落としても奥のラフまで転がるほど硬く速い中、パーオン率66%(12/18)。パット数は4日間で最小となる26回と、ショットとパットがかみ合った。

グリーンを外した場面では、ピンまで下りとなる15ヤード以内のアプローチやバンカー付近の左足上がりのラフなど、難度の高い状況が残る場面も。ラフは見た目以上に密度が高く粘り気があり、クラブが芝に負けてしまうケースや、それを嫌って強く打ちすぎるミスも出やすいコンディションだった。

それでも古江は、こうしたシビアな状況から1ヤードほどのキャリーで寄せたり、約2メートルに絡めたりと、精度の高いアプローチでパーセーブにつなげた。「(ミスを)怖がっていてはダメですね。少しでも(インパクトで)緩むと下をくぐったりちゃっくりしたり。私のイメージではミスに繋がる率が高いと思っているので、怖がらずにイメージしたようにしっかりやるしかないなって思っています」

練習ラウンドでもグリーン周りを入念にチェックする姿が見られていた。こうした準備が結果につながっているのだろう。

この4日間を戦い、「メジャー並みに難しいコースだったと思うので、経験できたことは(今後に)繋がってくれると思う。しっかりこの最終日にできたラウンドを思い出しながら回れたらいいなと思います」と手ごたえを得た。

次戦は、一週間のオープンウィークをはさみ、4月16日から行われる「JMイーグルLA選手権」に出場する。海外メジャー今季初戦の「シェブロン選手権」(4月23~26日)の“前哨戦”ともなる一戦に向け、調整を進めていく。(文・高木彩音)

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