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一時はトップをとらえる勢い 西郷真央は“聖地”で上位争いへ「やるべきことはやった」

海外メジャー最終戦は第2ラウンドが進行中。西郷真央が好位置で週末に向かう。

所属 ALBA Net編集部
齊藤 啓介 / Keisuke Saito

配信日時:2024年8月24日 07時00分

<AIG女子オープン 2日目◇23日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

日本勢最上位となる4位タイから2日目をスタートさせた西郷真央は、4バーディ・4ボギーで「72」のラウンド。トータル3アンダー・5位タイで第2ラウンドを終えた。

天を仰ぐシーンも…【写真】

午前中は風は吹いているものの初日に比べれば落ち着いたコンディション。そのなかインコースからスタートした西郷は、11番でボギーとするが、14番、16番、17番で3つのバーディを奪う。一時は首位のネリー・コルダ(米国)に並ぶ勢いを見せた。

左から来る横風に、グリーン上で時折、アドレスを解く瞬間もあったが、バーディパット、距離の残るパーパットを沈めるたびにガッツポーズ。気迫のプレーを見せていた。「前半は(難関の)17番でバーディを取れたり、インコースの作りと、風向きにいいイメージを持っていなかった中、アンダーで回れていたのでよかった」。しかし、後半に入ると徐々に風も強くなりコンディションが難化していく。

2番のバーディを最後に、以降は3つのボギーを叩く結果に。「ショートパットが入らなかった」とこの失速を悔やむ。ただ「ボールが動くくらいの風なので、自分が打ちたいタイミングで打てなかった。やるべきことはやったので仕方ない」と表情は決して暗くはない。

先週の「ISPS HANDA スコティッシュ女子オープン」は57位と苦戦したものの、“強風リンクス”は予習済み。「先週の練習場で、この風の感じだったらこういう打ち方が使えるんじゃないかとか色々やって、今週もそれがうまく生かせていると思うので、いい傾向にある」。米国ツアー参戦1年目は多くの学びを吸収しながら、大舞台で善戦を続けている。(文・齊藤啓介)

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