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ストイックな西郷真央の“許容範囲” 前戦で「やっと」得た収穫

先週のタイ戦の最終日に、ショットのキッカケを掴んだ西郷真央。好感触を残しシンガポール入りとなった。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2025年2月27日 08時30分

<HSBC女子世界選手権 事前情報◇26日◇セントーサGC(シンガポール)◇6779ヤード・パー72>

米国女子ツアー今季自身3戦目を迎える西郷真央は、先週に行われた「ホンダLPGAタイランド」の最終日で“復調”のきっかけをつかんだようだ。

【写真】西郷の14本全部見せます FWの打痕がすご過ぎた!  鉛ベッタリのウェッジやパターは何だ?

初日は「68」をマークし7位タイ発進となるも、2日目に「71」、3日目は「75」とスコアを崩してしまい「先週はアイアンが上手くいかないとスコアメイクは少し厳しかった」とショットに課題を持っていた。

試行錯誤を続けながらの3日間ではあったが「自分のなかでもこういうふうに構えたら、打ちたい球筋に近いものが打てるなというのがやっと最終日になって少し見つけられた」と4アンダーの「68」で回った日曜日に復調のキッカケを発見。というのも、3日目を終えて、渡米前に撮影した「(日本での)オフのときに良かった状態」の自身のスイング動画を確認したのが吉とでた。

「直近のスイングのほうが軌道とか動かし方がほとんど一緒なので、比較が1番しやすい」と、そこで見つけたわずかなアドレスの違和感を修正。「今週も続いてくれたらいいな」と前を向いている。日曜日に試合を終え、月曜日にシンガポールに移動。ストイックで有名な西郷はその日もパフォーマンスの維持のためにもトレーニングに励み、火曜日は練習ラウンドを行っていた。

舞台となるセントーサGC(シンガポール)は比較的にフェアウェイが狭く、ドッグレッグホールも多い。スコアメイクに直結されるのは「ティショットがタイトのホールが何ホールかあるので、割とそっちにフォーカスが行くのかなとは思いつつ…」とティショットの精度がカギとなることをほかの日本勢も警戒していたが、西郷なりのプライオリティがあった。

「でも、そのティショットに関してはある程度の許容範囲を設けないとフラストレーションが溜まると思う。それよりは先週やってよくなったアイアンショットをこの4日間でそれ以上になれるように頑張りたい」と自身のメンタルコントロールも考えたうえでのテーマを明かした。

今週のコースで安定したプレーをするには「(グリーン上に)隠れた傾斜が意外とあったりするので、ショットを打つときにメリハリをつけていかなきゃいけない。3番や11番のような難易度の高いホールでどれだけフラストレーションが溜まったなかでしっかりパーで切り抜けられるか…」と、その状況への対応力やジャッジ、自身の欲との戦いとなりそうだ。

先週はクラブセッティングを大幅に変更して挑んでいたが、今週は「細かな調整をしてもらったクラブはいっぱいあるんですけど、基本的にはけていないです」と重さなどの調整はしたものの、クラブの変更はない。先週の最終日に掴んだしっくりくるアドレス、マネジメントを重視して納得のいく4日間にしたい。(文・高木彩音)

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