<メイバンク選手権 事前情報◇28日◇クアラルンプールG&CC(マレーシア)◇6536ヤード・パー72>
中国、韓国、マレーシア、そして日本。ポイントランキング上位者のみが集う秋のアジアシリーズすべてに出場できることは、ルーキーの原英莉花にとって喜ばしいこと。ただ、「思ったより移動が大変で、疲れる」というのも偽らざる本音だ。
冷たい雨が降った韓国から、うだるような暑さのマレーシアへ。体調面にもひときわ気をつけなければならないタフな“4連戦”は、折り返しを迎えた。「でも、ホテルでご飯を食べられるし、ホスピタリティがありがたい」。来週にはいよいよ、母国開催の「TOTOジャパンクラシック」も待っている。
「(オープンウィークで)空いた時の調整が難しい。こうやって毎週、試合をやってほしいなと思うけれど、逆に、試合が詰まっちゃうと知らないコースだから(スケジュールが)タイトになってしまう。体との向き合い方が難しい。でも、各地を楽しめているというのはあります」
先週は最終日に米ツアー自己ベストに並ぶ「65」をマークした。「初日と2日目で1メートルを8回くらい外していた。どうやってゴルフをするんだろう…と思っていた」。握り方をクロスハンドにしてみるなど、「ちょっと試行錯誤」。最終日は上向きだったショットで、イメージのいいスライスラインに多くついたこともあり、スコアにつながった。
ちなみに前回の「65」は、西村優菜が初優勝を挙げた9月「ウォルマートNWアーカンソー選手権」の最終日。先週と同様に、“裏街道”の最後から3番目の組で巻き返した。西村優菜と吉田優利の米ツアー初優勝の裏で叩き出したビッグスコア。次はやはり、優勝につなげたい。
ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)争いでは首位に立っている。西郷真央、山下美夢有に続き、3年連続での日本勢戴冠という快挙も視野に入る。「ここから抜かされるのはイヤ。私も勝ちたいし」。栄えある賞はもちろん、残り4試合でどん欲に勝利を追い求める。(文・笠井あかり)
