ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

荒木優奈がエリートフィールドで躍進の7位浮上 ルキーイヤーVなら大会史上初の快挙

ルーキーの荒木優奈が「66」をマーク。首位と3打差にまで詰め寄った。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2025年11月8日 09時00分

ルーキーの荒木優奈がリーダーボードを駆け上がった
ルーキーの荒木優奈がリーダーボードを駆け上がった (撮影:佐々木啓)

<TOTYOジャパンクラシック 2日目◇7日◇瀬田ゴルフコース北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>

20歳のルーキー・荒木優奈が「66」で回り、トータル8アンダーで初日の25位から7位に急浮上した。3打目をピンそば1.5メートルにつけた1番パー5のバーディでリズムをつかみ、3番は6メートル、5番は10メートルとパットも冴えわたった。7バーディを奪い、ボギーは17番の1つだけ。佐久間朱莉と並ぶ、この日のベストスコアに口調も滑らかだった。

【写真】合格おめでとう! 笑いと涙のプロテストフォト集

「特にピンチもなく、いい流れでやれた。パットも長いのが入ってくれたので、ビッグスコアが出せました。TOTOは出場人数が限られているので、この大会に出ることをモチベーションにやって来た。楽しみにしていました」

毎試合のように誰かがトップ10入りするルーキーたちのなかでも、存在感は際立っている。初V一番乗りは入谷響に譲ったが、36ホールの短縮競技となった9月の「ゴルフ5レディス」で初Vを達成。2日間とはいえ初日の首位を守る“完全V”だった。この試合に限らずスタートダッシュは大きな武器のひとつで、前週の「樋口久子 三菱電機レディス」ではツアー歴代4位タイとなる6度目の初日首位スタートを記録。年間最多となる2023年の岩井明愛の8度に迫る勢いだ。

今週の初日はやや出遅れたが、しっかり巻き返して、週末のV争いに割って入ってきた。これまでトップ10入りは11度を数え、今季のルーキーでは最多。米ツアー勢が出場者の半分以上を占めるエリートフィールドを日本ツアーのルーキーが制することができれば、大会史上初の快挙となる。

「優勝したら米ツアーに行けるとか、そこまで深くは考えていません。行ける状況であれば、行くかもしれないし、優勝できたら考えればいいかな」

荒木は昨年のプロテストに2度目の挑戦で合格した。この日は今年度の最終プロテスト最終日で、2学年下の妹・七海(宮崎・日章学園高3年)は合格ラインに4打届かなかった。そのことを取材を受けていたときに知らされると、「ダメか…。私も一度落ちたし、プロテストって難しい。『また一年頑張ろうね』っていうか、なんとも言えません」と優しいお姉ちゃんは心を痛めた。

自身も初めてだった23年のプロテストは失敗に終わった。最終プロテストの会場は今年と同じJFE瀬戸内海GCで、最終日にも進めない3日目カットの惨敗に号泣した。挫折があるから今がある。残り2日間、傷心の妹を元気づけるプレーを届けたい。(文・臼杵孝志)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト