<ヒルトン・グランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ 2日目◇30日◇レイクノナG&CC(フロリダ州)◇6624ヤード・パー72>
最終18番はグリーン左のピンに対して左からの風。畑岡奈紗は8番アイアンのコントロールショットで、4メートルにつけた。ジャストタッチで決めてバーディ締め。3バーディ・2ボギーの「71」で赤字に潜り込んだ。
米10年目シーズンの開幕戦を単独首位でスタート。スコアを伸ばすことを目指す2日目は、序盤からチャンスにつけ続けたが、バーディパットがなかなかカップに沈まない。わずか手前で切れたり、ひと筋外れて通り過ぎたり。カップに蹴られる場面もあった。「ラインと距離感がミスマッチしていた。打ち方のところで変な感じはなかったです」。もどかしい時間が過ぎていき、1つ落として終盤を迎えた。
だが、16番で「まだしっくりはきていないけれど、ちょっといい感覚を得られた」という納得のアイアンショットを起点にバーディ。17番パー3では2メートルのスライスラインを「思ったより切れた」と決められずにパーとしたが、18番での好ショット、バーディ締めにつなげた。首位の座は渡したが、トータル7アンダーは1打差の3位タイ。好位置であることには変わりない。
ホームコースであり、大会冠のヒルトン・グランドバケーションズのアンバサダーを務める畑岡にとって、思い入れが強い今大会。プロアマ形式で、この日は同じくホームコース&ヒルトンアンバサダーのリディア・コ(ニュージーランド)、アマチュアとして試合に参加する同社取締役会長との3サムだった。
「練習ラウンドしているみたいな雰囲気だけど、試合の緊張感もあって、すごくいいラウンドでした。(取締役会長も)自分では全然って(謙遜していた)けど、すごく上手でした」。和やかなムードを味方につけて、週末の優勝争いに加わっていく。
穏やかな天候から一転、土日はフロリダながら最低気温がマイナスになる予報で、かなりの冷え込みになりそう。「ここから(天気が)崩れちゃうというのは考えられない」と心配しながらも、自身の目指すプレースタイルは明確だ。「きょうの残り3ホールのアイアンショットができれば、あとはパッティングだけ。感触は良くなっているので頑張りたい」と力強く意気込んだ。(文・笠井あかり)

