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親友の3年ぶり優勝姿に歓喜「がんばろー!!」 渋野日向子は“2週連続黄金世代V”から刺激「みんなで切磋琢磨して」

渋野日向子は、トータル7アンダー・21位タイに入った。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2024年6月10日 07時17分

<ショップライトLPGAクラシック 最終日◇9日◇シービューGCベイC(米ニュージャージー州)◇6197ヤード・パー71>

メジャーからの連戦。渋野日向子は「最後は疲れてしまってショットが荒れていた」というなかでも、終盤の16番、そして最終18番とバーディを奪い、スコアも「69」にまとめた。「時間はあったのに思ったより眠れていない感覚があった。いっぱいご飯を食べて、いっぱい寝られたらいいな」。来週ミシガン州で行われる大会までに、まずは万全に戻したい。

渋野日向子のインタビューが届きました【動画】

この日もクセの強いポアナ芝が敷かれたグリーンには手を焼いた。2番パー4では3パットのボギーが先に来たが、直後の3番パー5でバウンスバックを決める。ここはティが前方に出され、実測426ヤードに設定されたホール。「パー4だと思ってやっていたし、そこで取れてよかった」。この後もバーディを2つ重ねた。

ただ、グリーンではもったいないシーンも続くことに。パット数は前日の「33」に続き、「31」と2日続けての30台。なかなか切り替えも難しい。そのなかで終盤の2つのバーディはイメージ通りのパッティングだった。「自分が打ち出したラインに打てばちゃんと転がってくれるというのは分かる。それがなかなかできなかった2日間。すごくもったいなかった」。ここも疲れとともに、一度リセットしたい部分だ。

それでもショット面では、フェアウェイキープ率78.5%(11/14)、パーオン率83.3%(15/18)という数値を3日間並べた。「ブレていたところはあったけど、そこは体が思い通りに動かなかった部分だと理由は分かる。来週会場に行って修正できるように練習したい」。先週のメジャーから続く好感触を、そのまま次戦へ持ち込みたい。

最終日の朝には、日本からうれしいニュースが届いた。同じ週に開催されていた「宮里藍 サントリーレディス」で、同い年の“親友”大里桃子が3年ぶりのツアー優勝をつかんだ。「朝のウォーミングアップをしながら映像を見ていて、めっちゃうれしかった。『がんばろー!!』って思えるし、全英(8月のAIG女子オープン)で会えるのもめちゃくちゃ楽しみ」。優勝によってセント・アンドリュース(スコットランド)行きを決めた友との再会を待ちわびる。

日本では、2週前の「ヨネックスレディス」で、こちらも同い年の新垣比菜が6年ぶりの勝利を手にした。これも「6年はすごく長い。そこで優勝する姿を見て、めちゃくちゃ元気をもらいましたし、私も頑張らないとなって思えた」と大きな刺激になる。2週連続となる“黄金世代”による優勝劇は、「みんなで切磋琢磨して、もっと(ゴルフ界を)盛り上げられたらいいな〜」という気持ちを強めるできごとにもなった。

前週の「全米女子オープン」で2位。今週はトータル7アンダーの21位タイという結果ながら、3日間オーバーパーはなく状態が上向いていることは明らか。「昨日、きょうはなかなかチャンスにつなげられなかったけど、得たものをしっかりクセづけできるように。練習、試合をこなすなかでつかめるものかな」と、13日開幕の「マイヤーLPGAクラシック」を見据える。(文・間宮輝憲)

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