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西郷真央、海外での今季初戦は「いい経験」 メジャー初戦にも出場へ

西郷真央は「75」と振るわず、トータル16オーバーフィニッシュ。それでも「いい経験になった」と笑顔を見せた。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年3月5日 18時36分

<HSBC女子世界選手権 最終日◇5日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>

米国女子ツアーが今年の初戦となった西郷真央は、最終日に2バーディ・3ボギー・1ダブルボギーの「75」でプレー。トータル16オーバー・65位で4日間を終えた。

昨シーズン最終戦に恐怖心を吐露していたドライバーショットだが、この4日間のフェアウェイキープ率は34/56(60%)とまずまず。「4日間を通してちょっとずつ良くなっていた感覚がある」と、力強く振り切ることができた。

一方で、3日目に『85』を叩く要因にもなったアイアンの“タテ距離”については、最終日もなかなか修正できず。それでも「一番チャンスが多かった」と3日目の4回(22.2%)を払しょくするように、この日は14ホール(77.7%)でパーオンに成功。決めきれなったことには悔いも残るが、タフなコンディションでの大会を終えて「いままでにないことを知れたいい経験になりました。出場することができてよかったです」と笑顔を見せた。

「夏場の海外メジャーに向けて調整できるように頑張りたい」と話す西郷は、4月の海外メジャー「シェブロン選手権」にエントリ―もした。この4日間を終えて「オフに時間を費やせなかったショートゲームの重要性を感じました。練習をして、海外メジャーで上位で戦える状態にもっていきたい」と“リベンジ”にも燃えている。

次戦は3月17日(金)開幕の国内女子ツアー「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」を予定している。1週間の休息はオフに取り組んできたスイング改造、そして試行錯誤のすえ初陣に投入した新クラブセッティングについて、今大会で得た収穫と課題を照らし合わせながら調整していく。

開幕戦を海外で迎えることに「緊張」もしていたが、苦しんだ場面も多かったなかで、それ以上に明るい笑顔を見せた4日間。西郷の新シーズンは幕を開けたばかりだ。(文・笠井あかり)

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