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「最終戦も出たいから、頑張らんと」 渋野日向子が目指す“8連戦”

渋野日向子が秋の陣に向かう。目指すは8連戦だ。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2023年9月29日 07時35分

<ウォルマートNWアーカンソー選手権 事前情報◇28日◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6438ヤード・パー71>

18ホールのプロアマ大会は開幕2日前の水曜日にこなし、木曜日は練習場での調整のみだった渋野日向子。昼過ぎからおよそ3時間半を費やして最終調整を進めたが、ドライビングレンジではいろいろとクラブを試している姿があった。

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「6番アイアンと5番ユーティリティの間が若干空いているなというところで、(最近は)それが残るときが多かった。どうしようかという話から、6番ユーティリティを試したり、7番ウッドを試したりしています」。2戦前の「ポートランドクラシック」では6番アイアンを1ラウンドに9回使用した日もあった。「いまはクラブ調整段階なので、まだ使う時ではないのかな」と、即投入とはならなさそうだが、今後はコースや日によってセッティングを変える、という取り組みも視野に入れている。

2週間のオフは、日本に一時帰国。「実家でゆっくり過ごして、ワンコとも会いました」とまずはリフレッシュ。そしてこれまで同様、「体の動かし方」にフォーカスを置いて、愚直に練習に取り組んだ。前の3連戦では『日替わり』と評していた自身のプレーを、胸を張って『定番』と言うことはまだできていない状況。それでも、「自分が思った感じのボールは出ているかな。自分がしっかり動ければ…」と、少しずつ前進していることもある。

米ツアーでは珍しい3日間大会で、さらには伸ばしあいになる今大会。昨年の優勝スコアは17アンダーまで伸びた。今年も「フェアウェイがウェットであまり転がらなくて、グリーンも若干軟らかいぶん、スコアを伸ばす試合になると思う」とバーディ合戦になりそうな予感。「短いホールで頑張って攻めたい」と、アイアンでピンをさしてチャンスを量産していきたいところ。アンジュレーションに富んだグリーンでは、同じ面に乗せることもポイントのひとつになる。

今季も終盤戦にさしかかり、残りわずか。現在のポイントランキングは71位。シード獲得の80位のボーダーラインとのせめぎ合いが続いているだけではく、ランキング上位60人が出場できる最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」の出場権も手中に収めたい。「シードがかかっているので、しっかり上のほうで戦えるように。最終戦も出たいから、頑張らんと」。最終戦までいけば8連戦。明るい笑顔で突っ走りたい。(文・笠井あかり)

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