ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

期待したDJは「音量が小さい…(笑)」 日本女王ペア“チーム山田”は3打差で優勝争いへ

日本女王ペア“チーム山田”は首位と3打差で最終日へ。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年6月29日 07時47分

<ダウ選手権 3日目◇28日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287ヤード・パー70>

3日目の最終18番パー3では、グリーンに向かうときにチーム名が紹介され、チームそれぞれが選んだ曲が流れる。山下美夢有と竹田麗央のチーム『山田』はMrs.GREEN APPLEの『StaRt』を選曲していた。

【写真】日本女王コンビが笑顔で入場

「どういう山田の呼ばれ方をするんだろうね」と期待しながら歩いていたが、18番グリーン横のDJによる曲の音量は想像よりも小さかった。「もう始まっている? みたいな。(音楽が)ちょろっと流れていた。音量が小さい…」と2人は戸惑いながら笑ったが、竹田が「こういう体験はないので新鮮でした」というように、チームの思い出のひとつになった。

14位から出た3日目は、初日に「70」と伸ばせなかった、1つのボールを交互に打つオルタネート方式。竹田が6メートルを決めた2番、山下がアプローチでお先につけた3番パー5と、連続バーディが先行した。だが、6番、7番では山下のショットがグリーンに乗らず、竹田のアプローチが寄らずで連続ボギーを喫した。

「ミスはしてしまうのでしょうがない。でもうまく切り替えるのを麗央ちゃんもできていた。自分のプレーに集中して。チャンスをつくろうと考えていた」。9番では山下の3メートルのバーディパットがカップをクルリ。なかなか決め切ることができないまま、後半に向かった。

「流れも変わって大きいバーディだった」と2人が振り返るのは、13番パー3。池が絡む実測179ヤードの打ち下ろしで、山下の5番ユーティリティでのティショットが50センチについた。初日、2日目はともに左に外していて、山下は「ここはさすがにいいショットを打ちたいと思っていた」。当たりが薄いと感じながらもイメージする軌道に乗り、ピンに向かって転がっていった。

続く14番では、長距離砲・竹田がドライバーを飛ばし、山下にPWの短い番手を持たせた。それを4メートルにつけて、竹田が「傾斜が強かったけれどしっかりイメージができて打てた」と左から右に大きく曲がるラインを読み切ってバーディ。15番では山下が4メートルを流し込み、3連続バーディを奪った。

「ミスの幅が大きくてパーを取るのが難しかった」という前半から流れを取り戻し、18ホールを上がってみれば5バーディ・2ボギーの「67」。とりわけ後半はチャンスを演出し、「入ったのは3個だったけれどいい流れでプレーできていた」(竹田)とうなずいた。

首位と3打差の7位。最終日はそれぞれがプレーして良い方のスコアを採用するフォアボール方式になる。同方式だった2日目は「63」をマークしており、しっかりと伸ばしあいについていった。

山下は「難しいピン位置になると思う。思い切ったプレーで攻めのゴルフをしたい」と意気込み、竹田は「あしたは(きょうと)違うセッティング、違う形式。その日のベストを尽くしてお互い頑張りたい」と見据える。日本ツアーの女王コンビは力を合わせて突っ走る。(文・笠井あかり)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト