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「メンタル面と薄々気づきながら…」古江彩佳がダブルス戦で再確認したこと 次戦は連覇かかるエビアンへ

ダブルス戦を18位で終えた古江彩佳。来週はディフェンディングチャンピオンとしてメジャーに挑む。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年7月1日 08時00分

<ダウ選手権 最終日◇29日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287ヤード・パー70>

直近5試合で3度の予選落ちを喫していた古江彩佳は、アン・ナリン(韓国)と組んだダブルス戦で伸び伸びと4日間をプレーした。フォアボール方式(それぞれがプレーして良い方のスコアを採用)の最終日は7バーディでボギーなしの「63」。トータル13アンダー・18位で終えた。

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前半4つのバーディはナリンが奪ったもの。「任せっきりだった」と笑ったが、 バーディだった4番パー3では、より短い距離につけているナリンに古江がラインを教える格好になり、8番ではピンチに陥ったナリンを古江がパーを拾ってカバーした。

後半11番からの2連続バーディを奪って貢献すると、17番では古江が2メートルのチャンスにつけていながらナリンが「先に決められちゃいました(笑)」と4メートルを沈めてバーディ。「バーディをたくさん取ってくれたり、際どいところもパーセーブを決めていきながら。リズムよく、楽しみながらできた」と笑顔で振り返った。

昨年は唯一、このダブルス戦で予選落ち。安定感を誇る古江だが、ペア戦前の5試合ではアンバサダーを務める「ミズホ・アメリカズオープン」、メジャー「全米女子オープン」、「KPMG全米女子プロ」と3度、週末行きを逃した。

練習場や練習ラウンドではきれいなドローボールを描く球も、本戦になると少し乱れた。「頑張りたい、って気持ちで力が入りすぎて悪かったのかな。なんで? ってなっていたのは、メンタル面かなと薄々気づきながらだった」。今週は年に1度きりの、通常とは異なるフォーマット。肩の力が自然と抜けるようなリラックスした雰囲気のなか、古江らしい姿が見られる場面も多かった。

「けっこう思った通りのショットも多かったかなと思う。自信を持っていけたら」と見据える次戦は「アムンディ・エビアン選手権」(7月10日開幕、フランス・エビアンリゾートGC)。メジャー初制覇から1年が経ち、ディフェンディングチャンピオンとして臨むことになる。そして初優勝したスコットランド大会、「AIG女子オープン」と大事な試合が続く。

「頑張らないといけないというのはあるけれど、気を楽にして臨みたい。楽しむことが最近できていなかった。楽しむことにもフォーカスできたら」

3カ月半の米連戦にひと区切りをつけ、日本に「一瞬だけ」帰国。リフレッシュをメーンに過ごし、「タイミングが合えば」コーチである父と練習にいく予定もある。持ち味を取り戻しつつある手ごたえとともに、「またあそこの場所に戻れることがすごくうれしい」と大好きなエビアンの地に向かう。(文・笠井あかり)

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