<HSBC女子世界選手権 最終日◇1日◇セントーサGC(シンガポール)◇6793ヤード・パー72>
最強ツインズが最終日に躍動した。岩井明愛は6バーディ・2ボギーの「68」でトータル7アンダーで20位→8位。岩井千怜はボギーなしの「67」をマークし、トータル4アンダーで49位→21位に急浮上した。
千怜は裏街道からのスタートだった。“アジアのメジャー”と呼ばれる今大会は、惜敗した前週「ホンダLPGAタイランド」以上にガマンを強いられた。「選手の心を揺さぶってくる」という、前後左右に振られたピンポジション。この日はその誘いに乗らず、「攻めすぎない」ことを意識した。
「あまり狙いすぎずに、チャンスがくるまで待つようなゴルフを心がけました」。象徴的だったのは初バーディだった13番パー5。2打目をフェアウェイにきっちりレイアップし、アプローチで2メートルにつけて奪った。
「ボギーなしで回れたら十分なコース。それができてうれしかった。ちょっとスッキリしました」
満足感を残すラウンドを終え、このまま日本へと向かう。5日開幕の日本ツアー初戦「ダイキンオーキッドレディス」に出場する。2024年、スポット参戦だった25年を制しており、3連覇がかかる。「意識しないというのはできないので受け入れて。気持ちが空回りしないようフラットにリセットして、また挑戦をしようと思います。いいプレーを見せられるかはまだ分からないけれど、でも、楽しみに待っていてほしいです」と、ファンに会えることを心待ちにした。
明愛は後半の2ボギーを悔やんだが、初日3オーバーの出遅れから巻き返したことに胸を張る。今季初のトップ10入り。「ショットがもうちょっと、というのはあります。でもパターは良くなってきた」。シーズン序盤でまだ手ごたえをつかみ切れていないが、上昇の兆しも見えた。
来週は千怜と同じく、日本ツアーに出場。推薦でのエントリーとなった。「自分のプレーでみんなに“おーっ”って言ってもらえるように、楽しんでもらえるように。大会を盛り上げたい」と意気込んだ。(文・笠井あかり)

