<AIG女子オープン 事前情報◇28日◇ロイヤルリザム&セントアンズGC(イングランド)◇6601ヤード・パー71>
先週行われたスコットランドのナショナルオープン「ISPS HANDA スコットランド女子オープン」も終わり、いよいよ30日から今季最後のメジャー「AIG女子オープン」(全英、ロイヤルリザム&セントアンズGC/イングランド)が始まる。リンクスコースのダンドナルド・リンクス(スコットランド)での“前哨戦”を戦った選手たちは、その経験をビッグタイトル獲得へと生かしていく。
全英連覇を狙うディフェンディングチャンピオンの山下美夢有は、日本勢最上位のトータル3アンダー・5位タイと仕上がり具合も上々だ。「去年、目標にしていたメジャー大会で勝ったことが自信にもつながった。ディフェンディングチャンピオンとして迎える大会なので、より気持ちも入ります」と心身ともに充実している。
スコットランドでは、風対策として低弾道のショットも意識的に多用。「風が強いなかで回って、これくらい曲がるとか、手前からこれくらいに落とせばランするなとか、いい準備ができました」。事前チェックも15日(水)に済ませており、いよいよ最終調整に入る。
3週前のメジャー「アムンディ・エビアン選手権」で最後まで優勝争いを続け3位になった岩井明愛にとっては、フランスでの悔しさを晴らす機会になる。「風や攻め方、手前何ヤードに落とせば、何ヤード転がる、みたいなものはつかめてきました。そこは生かせると思います」と、スコットランドも“仮想全英”として戦った。「忍耐力が必要だと思うので耐えるプレーができたら」。決戦を見据える。
また前哨戦を8位で終えた原英莉花は、カーヌスティGL(スコットランド)で開催された2021年以来、5年ぶり2度目の全英を戦う。スコットランドでは最終日最終組入りを果たしたが、最後に「76」を叩く悔しさも味わった。ただ「疲労よりもやる気に満ちて終わることはできたので、来週に向けても切り替えられそう。ひさしぶりなので楽しみたいと思います」と前向き。次はリンクスを制圧してみせる。
ここまでのメジャー4大会では予選落ちが続く岩井千怜は、「強いボールも打てたし、スイングもフィニッシュまでしっかり決まった。パターも決まってくれて、それが一番大きな収穫です」と、状態を上げ全英に入る。「できるだけ上位でプレーして、たくさんの人に知ってもらいたい」と“目立つプレー”を誓った。
畑岡奈紗は、体調不良により棄権したエビアン選手権の雪辱を期す。前哨戦も4日間完走し、不安も少なくなっている。「風のなかでどれくらいボールが転がるかというのを把握できたのは、生かせそう」。プレー面の確認も集中してできた。本番のコースではショートゲームを中心に調整していく。「あまりメジャーとは考えないように、コースと向き合っていきたい」。気持ちも穏やかに初日を迎えるつもりだ。
この他、決勝まで戦った竹田麗央や、スコットランドでは予選落ちした勝みなみ、古江彩佳も出場する。スコットランド組は、先週、得たものをフルで発揮し頂点を目指すことになる。
