ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

初日92位から9位まで浮上 西村優菜がリンクスで味わっている「ひさびさの感覚」

西村優菜が米ツアー自己ベストスコアの「66」をマークし、一気に9位まで浮上してきた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年8月6日 07時42分

<フリードグループ・スコティッシュ女子オープン 3日目◇5日◇ダンドナルドリンクス(スコットランド)◇6494ヤード・パー72>
 
ひさしぶりの感覚をスコットランドのリンクスコースで味わっている。西村優菜は、8つのバーディ(2ボギー)を奪ったラウンドを終えると、満面の笑みを浮かべながらクラブハウスに戻ってきた。

笑顔で3日目を終えた西村優菜の声をお届け!【インタビュー動画】

空を厚い雲が覆ったスタート時間は、寒さとの戦い。「体が動いていなかったのかな」と、ショットの感覚もなかなか合わなかった。最初にスコアが動いたのは2番のボギーだったが、徐々に体が温まってくるとチャンスにつく一打が増えてきた。「後半はいいリズム。狙えるところはピンデッドに狙って。メリハリがうまくできていました」。9番までに1つ伸ばすと、後半も17番までに4バーディ。そして迎えた最終18番パー5で、“会心のショット”が生まれる。
 
2打目を残り79ヤード地点のフェアウェイ右サイドに落とすと、そこから52度のウェッジで右奥のピンを狙った。すぐ右にはクリークが流れており、そこは西村が初日に落とした場所でもある。それゆえ「打ちづらく超緊張してた(笑)」。だが腹をくくって一振り。ピン位置を見た時は『パーになりそう』と思っていたホールだが、これを左4メートルのチャンスにつけると、続くバーディパットをカップに沈めた。
 
この日のスコア「66」は、日本ツアーメンバーとしてスポット参戦した昨年7月の「エビアン選手権」第1ラウンド、最終ラウンドに並ぶ米ツアーでの自己ベスト。苦しいルーキーイヤーを過ごしてきたなかで、ようやく見せたラッシュだ。前日も「68」を出し、初日の出遅れを取り戻している。「ひさびさに2日続けてよかった。いつも一日はよくても、次の日がダメとかだったので、ひさびさという感覚ですね」。こういった経験の積み重ねが、自信につながっていく。
 
2日目以降、スイングのリズムだけを意識するシンプル思考がハマっている。ショットメーカーとして通算6勝を挙げ、メジャー制覇も果たした日本で、これまで何度も見せてきた持ち味を発揮した一日には感慨も深い。「ここ最近は調子が悪かったけど、『あー、こういう感じでやっていた時もあったな』と思いながらやっていた。すごくいい状態というわけではないけど、少しよかった部分を大事に、そこをふくらませていきたい」。思い出しつつある感触を、ここから染み込ませていきたい。
 
順位も初日の92位タイから、トータル6アンダーの9位タイまで上げ最終日を迎える。今季の自己最高位は17位。「結果目標はトップ10に入れるように。行動ではリズムを変えないこと」。渋野日向子とともに回る残り18ホールでも、小気味よくバーディを積み上げていく。(文・間宮輝憲)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

LPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    終了
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト