DIOインプラントLAオープン
西村優菜は米2戦目で初の週末進出も…「予選通過でよろこんでいる自分が悔しい(笑)」
米国女子ツアーは第2ラウンドが行われ、西村優菜が予選突破を果たした。
配信日時: 2023年4月1日 02時14分
Round 2 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -10 | イン・ルオニン |
1 | -10 | キム・ヒョージュ |
3 | -9 | 畑岡 奈紗 |
4 | -8 | モウデ・エイミー・ルブラン |
5 | -7 | リリア・ヴ |
5 | -7 | メーガン・カン |
7 | -6 | ジェニファー・カプチョ |
7 | -6 | パティ・タバタナキト |
9 | -5 | リゼット・サラス |
9 | -5 | チャーリー・ハル |
<DIOインプラントLAオープン 2日目◇31日◇パロス・ベルデスGC(米カリフォルニア州)◇6447ヤード・パー71>
カットラインを1打上回るトータルイーブンパーで迎えた終盤8番のパー4。およそ1.2メートルのパーパットを決めた西村優菜は、力強くこぶしを握った。「あそこで外しちゃうと9番がきつかった感じもする。いいパットだったと思います」と、最終9番も2オン・2パットのパーでホールアウト。40位タイで予選通過を決めた。
先週の米ツアーデビュー戦で惜しくも逃した週末への切符。「あまりいいショットが打てなかったけど、そのなかでもなんとか踏ん張れた。とりあえずはホッとしています」と振り返り、安どが入り混じった朗らかな表情を見せる。
「本当にボロボロで、どう修正したらいいかもわからず…」と初日は苦しんだ、西村の“生命線”ともいえるショット。夜が明けてもその気持ち悪さはぬぐえずに、ティオフを迎えることになった。それでもこの日は、前半の14番、15番はショットでのチャンスメイクで連続バーディが先行。後半は4番でこの日唯一のボギーを喫したが、6番はPWで3メートル、7番パー5ではアプローチを1.5メートルにピタリとつけてバーディ。カットラインから1打ビハインドでスタートしたなか、2打上回って2日目を終えた。
4バーディ・1ボギーの「68」でのプレー。「まずは予選通過を考えながらやっていたので、スコアを出せたのは良かったかなと思います」と話す一方で、「予選通過でよろこんでいる自分が悔しいです(笑)」。“ルーキー”西村が目指すのは、さらに上のステージだ。
週末での上位浮上のために修正すべきポイントは、「フィーリングが全然ダメ」というショット。この日は持ち球がドローにもかかわらず、「ドロー打つとブレてる気もしたので」とカットめのスイングでストレートやフェードめの球で攻めていた。
米ツアーメンバーとして初めて予選通過を果たし、あとは上を見るだけだ。「攻められる回数も多くなるので違ったゴルフができるかな。このあと(ショットを)調整する時間もあるので、フィーリングが良くなるように調整したいです」と生命線を取り戻し、バーディ量産をねらう。(文・笠井あかり)