美人シスターズの妹、ネリー・コルダが好発進 スタート前は「犬と遊んでリラックス」

＜全米女子オープン　初日◇1日◇ショール・クリーク（6,689ヤード・パー72）＞

今季は姉妹プロがツアーをにぎわせている。米国女子ツアーで姉妹といえば、アリヤとモリヤのジュタヌガーン姉妹と、ジェシカとネリーのコルダシスターズが有名だ。アリヤは世界ナンバー1にも輝いた実績を持つが、その姉のモリヤも今年はツアー初優勝を挙げている。次に期待されているのは、ネリーの優勝だ。

【写真】全米女子オープン　初日の模様を現地から生配信

美人姉妹として知られるコルダ姉妹。姉のジェシカがすでに米ツアー5勝をマークしているのに対して、昨年ルーキーシーズンでトップテン5回をマークしながらも未勝利のネリー。3月の「HSBC女子チャンピオンズ」では、前週の「ホンダLPGAタイランド」を制したジェシカに続いて姉妹の2週連続優勝にも注目が集まったが、惜しくも2位タイ。そんなネリーが、「全米女子オープン」の大舞台で初日、2アンダー、首位と3打差の7位タイと好スタートを切った。

「グリーンが大きくて、段も傾斜も強いので、乗せる面に注意した。それが今日は良かったと思う」と、クレバーなコースマネジメントを武器に上位争いに名乗りを挙げた。「波を少なくして、1打1打に集中するだけ」と、明日以降もタフなコースコンディションに惑わされずに、静かにマイペースを心がける。

午後スタートとなった初日だったが、朝からリラックスムードだったという。午前スタート組のプレーを見なかったのかという質問にも「姉の犬と遊んで、ソファで男子ゴルフを見ていたの」と、ここでもマイペースを貫く。初日5オーバー・121位タイと出遅れたジェシカもいまだなし得ていない海外女子メジャー制覇。妹のネリーが先に達成する可能性が大いに出てきた。