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「寒さを信じた」バーディ締め 古江彩佳は決勝に滑り込み

古江彩佳が「69」をマークし、週末行きの切符をつかんだ。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2025年4月19日 15時31分

<JMイーグルLA選手権 2日目◇18日◇エル・カバレロCC(カリフォルニア州)◇6679ヤード・パー72>

カットラインに1打ビハインドで迎えた最終18番。フェアウェイから残り132ヤード、古江彩佳は2本のクラブで迷っていた。

【写真】この選択が分かれ道でした

キャリー120ヤードのピッチングウェッジにするか、50度ウェッジで「振りに行って」ハードに打つか。「フォローの風が吹くとピッチングでは大きすぎる。でも寒くなってきた中でハード目に打つよりは…と、風も強いけれど吹いたり止んだりしていたし、寒さを信じた」とピッチングを選んだ。

しっかり振り抜いた球は狙い通りに手前に着弾し、ピン横1メートルについた。これを決めて、ボーダーラインのトータル4アンダー。ペア戦を除く米ツアーでは、2023年11月「ザ・アニカ・ドリブンbyゲインブリッジatペリカン」以来の予選落ちを回避し、週末へコマを進めた。

1アンダー・81位から出て「とりあえず、4(アンダー)にはしないといけないと思っていた」とカットラインを強く意識していた。3つ伸ばして折り返したが、11番、14番とボギーが続いた。「パッティング自体は悪くなかったけれど、グリーンに乗せるショットをたまにミスした。グリーンオンさせられずに、イージー(簡単)じゃないパーパットが多かった」。残り3ホールで、2打伸ばす必要があった。

それでも、最も易しい16番パー5でしっかりバーディ。17番パー3はピン手前に着弾した球が奥のラフへとこぼれ、寄せてパーとした。そして最終18番のバーディ締め。週末行きを手にした。

シーズンの流れをつかむ意味でも、来週の今季初メジャー「シェブロン選手権」を迎えるうえでも、4日間を戦うことは大きな意味を持つ。「予選通過はシーズン全体においても大事なこと。悪いイメージがつかないことが一番」と長い目で見ている。

首位と9打差がついたが、週末での浮上をに意欲を見せる。「1、2ヤードの落としどころの違いで、(結果が)全然違うのがこのコースの難しさ。自分のできることを信じながらやるだけ。ついていきながら、一歩でも上に行ければ」と力強く語った。(文・笠井あかり)

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