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渋野日向子は耐えるゴルフでイーブンパーを死守 ショットが右へ出る一日に「もどかしい気持ちだった」

“アジアのメジャー”と称されるシンガポール決戦。渋野日向子が初日のラウンドを終えた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年3月2日 16時01分

<HSBC女子世界選手権 初日◇2日◇セントーサGCタンジョンC(シンガポール)◇6774ヤード・パー72>

オフにスイング改造に取り組み、これが今季2戦目となる渋野日向子が初日のラウンドを終えた。ピンチを切り抜けながら2バーディ・2ボギーの「72」で18ホールを回り、イーブンパー・36位タイにつけた。

再び青木翔コーチの指導を受け、このタイ、シンガポールのアジアシリーズを「勉強の2週間」に位置付けている渋野。いきなりスタートホールの10番では6メートルのパーパットを残すピンチを迎えながら、「ショットがボロボロだったし、適当ではないけど(パットは)『まっすぐ打て~』と思って打ったら入った」とこれをねじ込み切り抜けた。すると13番パー5で、フェアウェイからの3打目を1.5メートルに寄せてバーディが先行。この時には、少し表情も柔らぐ。

しかし15番、17番の両パー3では立て続けのボギーが来てしまう。1オーバーでの折り返しになったが、後半の2番パー4で2メートルを沈め2つ目のバーディをゲット。そこからも微妙な距離のパーパットも沈めながら、なんとかスコアをまとめた。

ラウンド後には大会を中継するWOWOWのインタビューに応じ、「チャンスが少ないなかで、イーブンで回れたのはよかった。パーオンがすごい少なかったし、乗っても(長いパットが)残ることが多かった。難しい一日だった」と振り返った。ショットが右に出ることが多かったのが気になったポイントで、「途中で確認したけど、最後までつかめず、もどかしい気持ちでやっていた」とこの後の修正箇所に挙げた。

とはいえ「短いのを外したり、打ち切れずに曲がって外れるのも多かった。途中からリズムを気にしながらやって、取り戻せた感覚」とグリーン上のプレーはラウンド中に修正し、「パターに助けられた」。きょうは雨に降られることもなかったため「ここでアンダーを出したかった」という気持ちもあるが、「あしたはあしたの天候で自分ができることをやりたい」と、あすはしっかりとアンダーに潜ることを目指していく。

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