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西村優菜は忙しい一日にも収穫 好感触のショットイメージを携え大陸横断へ

米国女子ツアーのミシガン大会は全日程が終了。西村優菜はトータル9アンダー・25位タイで終えた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2024年6月17日 13時00分

<マイヤーLPGAクラシック 最終日◇16日◇ブライズフィールドCC(米ミシガン州)◇6556ヤード・パー72 >

バーディの数は多くとも、スコアを伸ばせなかった。6バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「70」で回りトータル9アンダー・25位タイで終えた西村優菜にとって、最終日は忙しい1日となった。

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ホールアウト後、大会を中継するWOWOWのインタビューでは「きのうに引き続きけっこういいショットが打てていたんですけど、風の読み違い、クラブのジャッジミスが多かったかなと思います」と振り返る。

苦手とする出だしの1番はボギー発進。5番で取り返し、6番で落とし、8番でまた取り返す。行ったり来たりのプレーとなった。「自分の思うようにショットが振れていたので、バーディが取れていたんですけど、それがスコアにならなかったのは悔しかったです」ともどかしい気持で後半へ向かった。

後半はパーが2つと、浮き沈みの激しいゴルフとなった。ボギー、連続バーディ、ボギー、バーディとやっとアンダーパーにしたところで、16番でダブルボギーを喫した。「パッティングのミスが続いたので…うん、もったいなかったと思います」と悔いが残る。しかし、最終18番パー5ではその無念を晴らすような一撃を見せた。

ラフから打った3打目はグリーン手前に落ちて、そこから数バウンドさせてカップ横まで転がった。1メートル弱を沈めてバーディ。ギャラリーの大きな歓声に包まれた。上がりはよかったが、結果的にはこの日イーブンパー。表情は険しかった。

それでも、決勝ラウンドの2日間はショットの調子も上向きで「いい感触だった」と話す。「それをつかめたのは良かったです。きょうは難しいラウンドになってしまいましたけど、4日間通していい収穫もあったので来週に向けて頑張りたいと思います」。結果としては悔いが残るが、次の戦いに向けて手ごたえを感じることができた。

次戦は20日から始まる海外女子メジャー「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」(米ワシントン州、サハリーCC)。今回の試合会場のミシガン州から、西海岸最北のワシントン州まではほぼ大陸横断となり、長時間のフライトが待つ。「移動がハードになってしまうんですけど、しっかり休んで」と体調を気にかけながら会場入りする予定だ。

舞台となるサハリーCCは林間コースで、フェアウェイは狭く全体的にゆるいドッグレッグが多いコースとなっている。「コースもタフになってくると思うのでしっかり集中したい。月曜日、火曜日、水曜日といい準備をして挑めたらいいなと思います」と意気込んだ。体調を万全に、「いい感触」のショットをキープしてメジャーに挑みたい。

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