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畑岡奈紗と古江彩佳は“真剣勝負”もともに予選敗退 「戦えてすごく良かった」

畑岡奈紗と古江彩佳が、予選グループ最終戦で直接対決。ともに決勝トーナメント進出は逃したが、見ごたえ十分の試合を演じた。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年4月5日 12時45分

<T-モバイル・マッチプレー 3日目◇4日◇シャドークリークGC(ネバダ州)◇6765ヤード・パー72>

グループ5の予選グループ最終戦では、畑岡奈紗と古江彩佳の日本人対決が実現。米通算6勝の26歳と、昨年メジャー制覇も成し遂げた24歳が、見ごたえ十分の試合を演じた。ともに1勝1敗同士で、負ければ即敗退が決まる状況のなか、最後まで緊張感のある試合を続けた。

【連続写真】古江彩佳は「腕とクラブの重みを使う天才」 どういうこと?

先制したのは畑岡。2番で古江がボギーを叩き、ここで1アップとした。ただ、そこからは取って、取られての展開に。それでもタイで迎えた14番パー4で、再び畑岡がリードを奪うと、そこから3連続でホールを制し、最終的に3&2で“先輩”の畑岡が勝利をおさめた。

畑岡は、ラウンド後に応じた中継局WOWOWのインタビューで「きょうもタフなコンディションのなか、パーセーブするのも必死だった。実力者の彩佳ちゃんと戦えてすごく良かった」と、一日を振り返った。

道中にはコンシードを巡るトラブルで、古江にペナルティが科されるという一幕もあったが、最後はハグで互いの健闘をたたえ合った。畑岡も「お互いガマンのプレーもあったし、いいプレーもたくさんあった。(古江と)戦えて良かった」と繰り返すほどだ。古江は「チャンスを生かせたり、生かせなかったり。ショット、パットのミスも多かった」と、自身のプレーに敗戦の理由を求めた。

ラウンド直後は、まだ畑岡にもプレーオフを経て決勝に進出…というシナリオが残されていた。しかし結果的に2連勝中だった同組のステファニー・キリアコウ(オーストラリア)が引き分け、勝ち点を2.5に伸ばしたことで、日本勢2人の敗退が確定した。

今大会で過去に2度の準優勝経験を持つ古江は、「(畑岡と)マッチができたことがうれしい。すごく楽しかった。難しいコースで風も回ったり、強かったりしたけど、それも経験できて良かったです」と清々しい表情を浮かべた。ツアーは1週間のオープンウィークを経て、ロスでの「JMイーグルLA選手権」(17~20日)、そしてテキサスで今季メジャー初戦「シェブロン選手権」(24~27日)を迎える。ここからは両者とも、そのビッグタイトル獲得へ照準を合わせていく。

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