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稲見萌寧銀メダル立役者の一人 服部道子が全米を制した16歳の夏【名勝負ものがたり】

稲見萌寧銀メダル立役者の一人 服部道子が全米を制した16歳の夏【名勝負ものがたり】

配信日時:2021年8月10日 18時00分

ジュニアのトップゴルファーの多くがプロを目指す現在とは違い、まだ、ジュニアゴルファーそのものが少ない時代のこと。ましてや、試合のために学校を休むことが難しい進学校に在籍していた服部は、ゴルフだけをしていたわけではない。文字通り、文武両道の多忙な日々を送っていた。

渡米は、夏休みだった。84年には全米ガールズジュニア準優勝。しかし、85年の遠征はこれまでとは大きく違っていた。生まれて初めての単身渡米だったからだ。海外遠征の経験はあるが、いつも誰かと一緒だった。父の仕事の関係で、2年ほど家族でマサチューセッツ州ボストンに在住経験があるが、記憶にないほど幼い頃のこと。現代のようにメールも携帯電話もなく、国際電話も交換手を通さなければできず高額な時代、16歳の少女の単独渡米は大冒険だったと言っていい。

「ガールズジュニアと2週続きで試合だったのですが、どちらもホームステイ。完全に一人なのは初めてなのでドキドキ旅でした」。どちらの試合もマッチプレー。ガールズジュニアは、前年決勝で負けた同じ相手に、2回戦であっけなく敗退した。「このまま終わってしまうのか」と、打ちひしがれていた。

ジュニアだけでなく、大学生や大人も出場するよりレベルの高い全米女子アマには、本人も大きな期待をしていなかった。

会場のフォックスチャペルCCがあるピッツバーグは、ガールズジュニアと同じペンシルバニア州。ホストファミリーが、車で送ってくれて、次のホストファミリーの家にたどりついた。

当時、日本のアマチュアの試合はほとんどがストロークプレー。前年の全米ガールズジュニアで初めて経験した。36ホールのストロークプレーの上位64人がマッチプレーで激突する全米女子アマには、無欲で臨んだ。

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