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「本当に情けない」お先のパットを外す場面も… 渋野日向子が感じる右肩上がりの手応え

「本当に情けない」お先のパットを外す場面も… 渋野日向子が感じる右肩上がりの手応え

配信日時:2020年9月21日 08時49分

キャンビア・ポートランド・クラシック 最終日◇20日◇コロンビア・エッジウォーターCC(米オレゴン州)◇6467ヤード・パー72>

スイングリズムへの意識で心の中で唱える“チャー・シュー・メン”。その効果は「左右にかなりぶれていた」と予選ラウンド2日間ほどではなかったが、十分な手ごたえを得た3日間だった。「キャンビア・ポートランド・クラシック」最終日、渋野日向子は4バーディ・1ダブルボギーの「70」とスコアを2つ伸ばし、トータル6アンダーの24位タイで米国本土2戦目の戦いを終えた。

渋野日向子の最新ドライバースイングをスロー動画で見る

バーディを奪った直後の3番で50cmのお先のパットを外し、「早く上がりたいと急いだだけなのかな。あの距離なら大丈夫だろうと思ってしまったことが一番いけないこと。本当に情けない。かなりイラついてしまった」という嫌な序盤だったが、6番で「あそこで入ってくれてほんとうにうれしかった」と5mのパーパットを沈めると流れが一変。そこからは直後の7番など3つのバーディを奪ってボギーフリー。「全体的にみたらいいラウンドだった」と合格点をつけた。

1週間を振り返り、「今年、海外で計4試合戦って一番手応えはありました」とうなずいた渋野。「先週は最終日に落としてしまったぶん、今週はアンダーで回ることができた。ちょっとずつ自分のゴルフに対して、自信というか、自信はまだ持てていないけど、ちょっとずついい風になってきていると思う」。着実に良くなっている感触は十分にある。

「試合になると力んだり、何かを怖がって、少しおかしい」とまで話していた、8月の「AIG女子オープン」との違いはメンタル面だという。「イギリスは我慢ができなかった。気持ちも落ち込んでどうしようもないと思っていたのが、この2試合は取り戻してきた。本当に気持ちは楽になった」。ショットの復調、初めての米国本土という楽しさ。そして「試合を重ねることによって、去年は自分がどういう感じで試合をしていたか思い出せている。一打一打に緊張しなくなったかなと思います」と試合感を取り戻したことなどが追い風となり、渋野らしさを取り戻しつつある。

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