6日(金)から8日(日)までの3日間、パシフィコ横浜でアジア最大級のゴルフイベント『ジャパンゴルフフェア(JGF)』が開催されている。今年は昨年を上回る235社が出展。エリートグリップのブースで新しい練習器具と、プロゴルファーの握り方を体験できるグリップを発見した。
同社で販売している素振り用練習器具は、プロゴルファーに限らず多くのアマチュアゴルファーのキャディバッグにも入っている。なかでも人気の『1SPEED』シリーズは数種類がラインナップされており、『しなりを理解し、体幹を使って振れる』のが特長だ。それに加えて、ブースで発見した新作『FEEL THA “FACE”』は“面”を感じるワンスピードをコンセプトに開発され、「フェースローテーションを意識できるように」、先端にしゃもじのような平らな面を備える。さらに、正しい握り方が身につくよう、指の形に成型された矯正用グリップが装着されている。
しなりを感じようとすることで、スイングの切り返しのタイミングを覚えられる。また、しなりを感じるには下半身主導のスイングが必要になるため、腕だけで振るクセの改善にもつながる。そこに正しいグリップとフェース向きで振れる要素が加わり、いわば「集大成」とも言える1本だと、同社の担当者は胸を張る。
もう一つ発見したのは、同社からサポートを受ける国内男子ツアー通算30勝の倉本昌弘、同3勝の時松源藏(げんぞう)、国内女子ツアー通算6勝で米国女子ツアーを主戦場にする西村優菜の指の形状が刻まれたグリップだ。このグリップを作った背景には、「ゴルフって、グリップが良くないと、まずスイングをどう直そうと、グリップができていないと上手くならない」というプロたちからの声がある。
現在の市場には、すでに多くの矯正用グリップがあるが、「これではない」という意見が多かったことから、「僕たち(エリートグリップ)が作ります」という決断で開発に至った。その後、グリップの開発担当者がさまざまなプロの握り方を集め、「1つの基準の形」となる『Pro-1』を作り上げた。正しいグリップを理解し、質の高い練習につなげる。多くのトッププロが愛用するグリップメーカーだからこそ完成した一品だ。「そのあとに、いろんなプロの手形を取って、作ったら面白いんじゃないか」という発想から、3人のプロゴルファーのグリップが完成したという。
こうした“自分だけのグリップ”はプロからも絶賛されている。というのも「プロが言うのは、調子いい時のグリップというのは、調子が悪くなったらグリップがおかしくなることがあるらしいんです。なので、“いい時はこうやって握っていたな”というのを思い出せるように、“いま調子いいから(形を)残しておきたい”というのを作っておけば、悪い時に戻れる基準を作っておける」という。
ゴルフは平らな場所だけでなく、傾斜地や打ち上げ、打ち下ろし、左右のドッグレッグなど、さまざまなコースレイアウトでプレーする。その状況や体の感覚の違いから生じるズレは、グリップにも影響しやすい。たとえ小さなズレでもスイングへの影響は大きいからこそ、早めに修正したいポイントの一つ。それをすぐに確認できる矯正器具となっている。この『Pro-1』はこれから販売される予定。自身のパフォーマンス向上のためにも手にしたい。
ブースには同社のグリップをはじめ、『ソリッドウッド』(Solid Wood)という素振り器具も展開されている。野球のバットのような丸形ではなく、打つ面が平らなクリケットバットを細くしたような形状が特徴だ。これまでは、重い順に675グラム(タイプ1)、665グラム(タイプ2)、540グラム(タイプ3)、400グラム(タイプ4)の4種類だったが、タイプ4の重さで長さを伸ばしたタイプ5が新たに完成。こちらもぜひ手に取ってみてほしい。
JGFの会場には新しい商品が目白押し。直接見られるこの機会を逃すわけにはいかない。(文・高木彩音)
