スイングに対する不安を常に抱きながら、探り探りプレーを続けてきた倉本だが、結果としては2アンダー5位タイの好発進。ラウンド後のインタビューでは「相対的に良いゴルフができました。やってないわりに上出来だね」とこの日のプレーに満足感を漂わせた。
倉本はPGA会長に就任して以来、「新生PGA」をスローガンに掲げて精力的に改革を進めてきた。そのため、「自分のゴルフは二の次」と会長としての職務を何より優先してきたが、PGA会長としてシニアツアーで優勝インタビューを受けることもまた、倉本が抱く大きな野望。PGAの改革をアピールし、自身の野望を叶えるためにも明日はきっちりとスコアを伸ばしたい。