■しかし、最終戦はシニアの「いわさき白露シニア」ではなく、レギュラーの「カシオワールドオープン」を選びましたね。
「シニアの賞金王の可能性があれば、自分はシニアに行ったんですよ。試合の締め切りの時点で(プラヤド)マークセンが5連勝していたから、最終戦に勝っても賞金王はなかった。なのに行くのは嫌で、だったらシーズン最初はレギュラーでスタートしているので、本筋というか王道のレギュラーを選びました」
■カシオで単独5位以内に入れば、レギュラーの逆転賞金シードもありました。(結果は68位タイ)
「ある、ある、ある。だけど正直、カシオのKochi黒潮カントリークラブは自分には向いていないわけです。シニアのほうが楽しいのはわかっている。でもそこは自分のこだわりだと思うんですけど、最後の最後まで諦めずに『やるべきことはやった』と自分自身で思いたいし、あとから『何で?』とかいろいろ言われたくなかったんです」
来季はシニアメジャー3試合の資格を獲得し、海外での活躍も期待される藤田。国内ではシニアと推薦でのレギュラー出場をメインとしつつ、下部のABEMAツアーの出場も視野に入れている。インタビュー後半では、なぜ賞金王にまで登りつめた選手が、下部ツアーに出るのかについて迫る。
