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こだわりのレギュラーを捨ててシニアへ!? 「初めてシーズン中に目標が変わった」【藤田寛之インタビュー・前編】

こだわりのレギュラーを捨ててシニアへ!? 「初めてシーズン中に目標が変わった」【藤田寛之インタビュー・前編】

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2022年12月23日 13時15分

「自分たちプロは結果論で生きるというか、評価を受ける。だから変なプレッシャーはありましたよね。シニアを選んだからにはシニアメジャーだけはゲットしないとって。すごく悩ましくて、なのにレギュラーはスキップしないといけないわけです。例えば、セガサミーカップ(8月18〜21日)とか、KBCオーガスタ(8月25〜28日)とか、ANAオープン(9月15〜18日)とか(過去に)勝っている試合を全部『ごめんなさい』と言ってシニアに行かないといけなかった。自分のなかで本当に苦しかった」

■しかし、最終戦はシニアの「いわさき白露シニア」ではなく、レギュラーの「カシオワールドオープン」を選びましたね。

「シニアの賞金王の可能性があれば、自分はシニアに行ったんですよ。試合の締め切りの時点で(プラヤド)マークセンが5連勝していたから、最終戦に勝っても賞金王はなかった。なのに行くのは嫌で、だったらシーズン最初はレギュラーでスタートしているので、本筋というか王道のレギュラーを選びました」

■カシオで単独5位以内に入れば、レギュラーの逆転賞金シードもありました。(結果は68位タイ)

「ある、ある、ある。だけど正直、カシオのKochi黒潮カントリークラブは自分には向いていないわけです。シニアのほうが楽しいのはわかっている。でもそこは自分のこだわりだと思うんですけど、最後の最後まで諦めずに『やるべきことはやった』と自分自身で思いたいし、あとから『何で?』とかいろいろ言われたくなかったんです」

来季はシニアメジャー3試合の資格を獲得し、海外での活躍も期待される藤田。国内ではシニアと推薦でのレギュラー出場をメインとしつつ、下部のABEMAツアーの出場も視野に入れている。インタビュー後半では、なぜ賞金王にまで登りつめた選手が、下部ツアーに出るのかについて迫る。

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