<ニトリレディス 3日目◇29日◇釧路カントリークラブ 鶴居東コース(北海道)◇6640ヤード・パー72>
地元優勝に王手をかけた。北海道出身の阿部未悠は第2ラウンドを「69」、第3ラウンドを「70」でプレー。トータル7アンダー・単独首位で最終日を迎える。
前日はスタート遅れと中断による日没サスペンデッドで、この日は長丁場となった。阿部は34ホールをプレーした。午前11時50分に競技開始した第3ラウンドは、予定より21分早い午後5時54分に終了。ハーフ2時間かからない組もあるなど、選手たちは懸命にプレーを進めた。
「回り切ることができてホッとしています。ちょっと暗かったけれど、回れるようにしてくださった方々に感謝だし、みんなで終わらせられてよかった。途中から流れが良くなって、みんな早く帰りたいんだろうなと(笑)」。疲れた様子で息をつきながらも、「コースが平らで涼しいのにも助けられた」と話した。
1打差2位で入った第3ラウンドは、ボギーフリーだった。16番では「ヤバい」と2打目を左に曲げたが、木に当たって、スイングの支障にならないラフまで戻ってきた。「ラッキーですね。ノーボギーを意識していたわけではないけれど、いい流れで回れていたので、このまま行きたい気持ちはあった」。今季2勝目に向けて、1打のリードをつくることができた。
釧路から約270キロ、車で4時間弱の恵庭市出身。釧路には母方の親戚もいる。「地元の方も、いつも来てくれる方も、たくさんの方が応援してくださっている。プレーで応えられたらいいなと思います。地元優勝したいという気持ちは強いです」。
所属先が冠を務めた7月の地元大会「ミネベアミツミレディス」では、2位に惜敗した。年に3度ある北海道開催も、あっという間にこれがシーズン最後。「ここで勝てたら最高です」。栄冠に意気込みを強くした。(文・笠井あかり)
