<ニトリレディス 3日目◇29日◇釧路カントリークラブ 鶴居東コース(北海道)◇6640ヤード・パー72>
大会恒例の“不本意な風物詩”が、今年は見られないかもしれない。これまでは大会最終日の翌日、月曜日から「日本女子オープン」の最終予選会が行われていたが、今年は火曜日からに変更された。そのため、北海道から会場に急いで移動する、選手たちの強行軍がなくなりそうだ。
これまでは、過酷すぎるスケジュールだった。主催する日本ゴルフ協会(JGA)は2016年から最終予選を導入し、23年からは関東・関西の2地区に分けて実施。2日間の日程で、月曜日の早朝から競技が行われる。北海道開催のニトリレディスに出場した選手は、ホールアウト後すぐに空港へ向かうなど、タフな移動を強いられていた。
函館開催だった昨年は、ホールアウトの時間などによって、予約していた函館空港発の便に間に合わないケースも。車で3時間以上かかる新千歳空港発の便に変更し、車を走らせて移動したという。
今年は中1日が設けられたことで、スケジュールにも体力にも、余裕をもって予選会に臨めるようになった。予選会は千葉・袖ヶ浦CCと兵庫・小野GCで実施。ニトリレディス出場者のうち予選会に出場するのは39人で、予選通過している選手は22人。かなり大きな恩恵となる。
トータル6アンダー・2位タイで最終日に向かう髙久みなみは、日曜日ではなく、月曜日に移動する予定。「ありがたいですね」と話す。今大会で優勝すれば、予選会は免除されるが、「そのことは考えません」とニコリ。心配事がひとつ減り、目の前の18ホールに集中できそうだ。(文・笠井あかり)
