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「予選落ちはかなりイタイ」渋野日向子は北海道で全米からの勢いストップ

今季初出場の渋野日向子はトータル2オーバーで予選落ちに終わった。

所属 ALBA Net編集部
笠井 あかり / Akari Kasai

配信日時:2024年8月3日 16時21分

渋野日向子は母国の試合で結果を残せなかった
渋野日向子は母国の試合で結果を残せなかった (撮影:米山聡明)

<北海道meijiカップ 2日目◇3日◇札幌国際カントリークラブ 島松コース(北海道)◇6568ヤード・パー72>

渋野日向子の日本ツアー今季初戦は、悔しい結果に終わった。2日目に1つ伸ばしたものの、カットラインには2打及ばず。2位に入った「全米女子オープン」から8試合連続で予選を通過していたが、ここで途絶えることになった。

笑顔でファンサービスするシブコ【写真】

裏街道からカットラインを追いかけた。13番で4メートルを決めてバーディを先行させるも、16番では1メートルに寄せたパーパットを外してボギー。決勝進出圏内に入れず、初日と同様、重い空気のまま後半へと入った。

「後半スタートホールの1番でバーディを取れるかがキーポイント。そこを取れたのは良かったですけど…」。6メートルを流し込んでバーディを奪い、これを足がかりとしたかったが、「そのあとが続かなかったので残念です」。その後は1バーディ・1ボギーと伸ばせずに「71」でプレー。トータル2オーバー・62位タイだった。

特に悔やむのは、パー5で伸ばせなかったこと。初日18番のショット・イン・イーグルを除き、ほかの7つはパーにとどまった。この日最初のパー5、12番ではフェアウェイからの残り75ヤードを左奥にこぼしてパーを拾うだけだった。「距離感も球筋もイメージが湧いていない。練習不足だなと思いますし、明らかにゴルフの内容としては最悪だった」と厳しい言葉を並べた。

「伸ばさなきゃいけない一日だった。チャンスを決め切ることができなかったし、チャンスを作ることもできなくて、すごく残念な一日になりました」。強い気持ちを持って迎えた2日目だっただけに、ふがいなさが募る。「申し訳なかった」。最後まで声援を送ったファンたちの想いに応えることはできなかった。

“復活の2位”から調子をキープしていたが、母国で痛恨のカット。「USオープンからすごくいい流れで来ていた中で、日本で予選落ちしたのはかなりイタイ。ちょっと考えようとは思います」。紡いだ言葉からは、落胆と少しの怒りも感じさせる。

1週間のオープンウィークを挟んで主戦場へと戻り、「スコティッシュ女子オープン」、歴代覇者として迎える「AIG女子オープン」(全英)が待つ。「コースも全然違うし、新たな気持ちで行けるとは思うけど…。この状態では上に行けるはずもないし、予選を通るはずもない。この1週間でいろいろ考えたり、向きあいながら練習したい」と前を向いた。(文・笠井あかり)

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