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日本ツアー開幕戦出場は「エントリーミス」が原因も… 岩井姉妹は前向き「楽しんでいきたい」

日本ツアー開幕戦出場の岩井姉妹。しかし、出場には意外な経緯があった…。

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2025年3月5日 18時15分

(左)岩井明愛、妹・千怜が国内開幕戦を前に笑顔
(左)岩井明愛、妹・千怜が国内開幕戦を前に笑顔 (撮影:米山聡明)

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇5日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>

今季から米国女子ツアーを主戦場にする姉・明愛、妹・千怜の岩井姉妹が、国内ツアーの開幕戦に出場する。

【女子プロ写真】岩井明愛・千怜の双子ペアルック

ディフェンディングチャンピオンとして連覇に挑む千怜だが、その意識は「意外となくて、気持ちを切り替えて、自分のペースで楽しんでいきたい」と自然体を強調。一方、2週前の米ツアー「ホンダLPGAタイランド」で2位になった明愛も、「全力で頑張る。千怜が去年優勝しているので、今年いい結果を残せたら」と意気込みを示した。

ただ、今回の出場理由について聞かれると、2人は「エントリーミスです」と苦笑い。今週は中国で、米ツアーの「ブルーベイLPGA」が行われる。今季初戦となった「ファウンダーズカップ」はともに予選落ちし、タイでの試合は推薦出場選手にはツアーランキングに反映されるポイントが与えられないため、ここまで“累計0pt”の2人としては、出場しておきたいところだったが、マネジメント事務所がエントリー期限の確認を怠ったことによりエントリーができなかった。

最終予選会から限定的な出場権を手にした2人にとって、シード争いはもちろん、今後の第1回リシャッフルをクリアするためにも必要なポイントは、のどから手が出るほど欲しいもの。明愛は「焦りはあります」と本音も漏らすが、「人生うまくいかないことのほうが多い。チームと家族、支えてくれる方を信じて頑張っていきたい」と、前を向いてプレーするつもりだ。

今回のダイキンは、2人にとって3度目の出場。千怜は2023年は予選落ちだが、昨年は優勝、そして明愛も6位、19位とまずまずの成績を残している。月曜日に沖縄入りし、火曜日に9ホール、そして開幕前日はプロアマで18ホールをプレーして調整もバッチリ。先週は空き週だったこともあり、3週間で米国、サウジアラビア、タイと渡り歩いた連戦の疲れもすっかり癒えている。

予選ラウンドは姉妹に、仲良しの小祝さくらを加えた注目組でプレーする。これには、「楽しみ」と声をそろえた。この後は2週後に行われる「Vポイント×SMBCレディス」(21~23日、千葉県・紫CC すみれC)にも出場。沖縄から日本での連戦が始まる。「見てくれる方に楽しんでもらえるようなプレーができれば」(明愛)、「今週は自分のプレーに集中して、ただただ楽しめたらいいなと思います」(千怜)。姉妹で、開幕ムードに包まれる日本ツアーを盛り上げる。(文・間宮輝憲)

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