<大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目◇25日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6485ヤード・パー72>
国内下部のステップ・アップ・ツアー通算6勝を誇る34歳・仲宗根澄香が、レギュラーツアー初優勝へ大きな一歩を踏み出した。10位で迎えたこの日、1イーグル・6バーディ・1ボギーで、ツアー自己ベストに並ぶ「65」をマーク。トータル16アンダーまで伸ばし、首位と2打差の2位で最終日を迎える。
練習日から猛暑が続き、この日の最高気温は34.9度を記録。まさに暑さとの戦いとなったが、「本当に暑さがすごすぎて、とにかく目の前の1ホール、1ホールと思ってプレーしていた」と、集中して乗り切った。
今大会はスコアの伸ばし合いが続き、3日間の平均スコアは各日60台。「ビッグスコアが出ないと上に絡めないセッティングなので、(上に)行くことは頭の片隅にありながらも、それがいいショットでチャンスについてくれたりしたところが結果に繋がっている」と振り返る。フェアウェイキープ率85.7%(12/14)、パーオン率77.8%(14/18)とショットが冴え、好スコアにつなげた。
さらに、ここ2試合は夏場の影響で比較的重いグリーンが続いているが、「先週は(グリーンのタッチが)合っていなかったんですけど、今週は比較的タッチが合っています。“打たなきゃ”と思わなくてもいいスピードで打てている」と、パッティングの感触も上々だ。
その要因の一つが、今週から投入したオデッセイの新パター『TRTL』(タートル)。ヘッド形状がカメに似ていることから“カメパター”とも呼ばれる一本だ。
「(先週のグリーンが)重たくて届かなかった部分があって、今週はちょっとチャレンジしてみようっていう週にあてていた」ということもあり、練習日に試し打ち。「出球のスピードが出てくれる」と好感触を得て即スイッチした。
同パターを手にしたきっかけは、「記事でタートルを見て、いつか使ってみたいなと思った」とのこと。「メディアの皆さんが、背中を押してくれて、チャレンジしてみようと思って」とテストを経て投入したもの。今大会のグリーンと相性はバッチリのようだ。
2015年にプロテストに合格し、今年でプロ11年目。下部ツアーでは6勝を挙げているが、レギュラーツアーではまだ優勝がない。3試合前の「ミネベアミツミレディス」では初日から最終日まで優勝争いを演じながら3位に終わり、その悔しさを晴らす舞台でもある。
「あしたもビッグスコアを出さないと優勝できないと思いますし、最終組とかにいても変わらず攻め続けていきたい。6アンダー、7アンダーを出さないと優勝は絡めないと思うので、そこを目指していきたいなと思います」。首位とは2打差。好調なショットと“カメ”を武器に悲願の初優勝へ挑む。(文・高木彩音)
