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罰金払ってでも回避した“苦手”コースを克服? 鈴木愛が明かした驚きの攻略法とは

鈴木愛が苦手コースでビッグスコアをマークし急浮上。驚きの攻略法とは?

所属 ライター
田中宏治 / Koji Tanaka

配信日時:2024年8月10日 19時00分

<NEC軽井沢72ゴルフ 2日目◇10日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6685ヤード・パー72>

2021年以来、今大会3年ぶりの出場となった鈴木愛が「67」とスコアを伸ばし、トータル6アンダー・8位タイの好位置につけた。シード選手が2年連続で同一大会を欠場した場合、日本女子プロゴルフ協会から100万円の罰金が科されるが、昨年はその罰金を払ってまで欠場。それだけ、相性の悪いコースだが、この日は見事に攻略してみせた。

なんか武士っぽい原英莉花【写真】

このコースが苦手な理由はいくつもある。アップダウンのあるコースが多い四国出身とあって、最初に挙げるのは「平坦なコースが得意じゃないです」。また標高が高いため、普段より飛距離が出るのも、苦手な要素。「ちょっと飛ぶというのが飛距離が合いづらい」と続けた。

「グリーンが軟らかいのにスピードがある」というのも、どうもフィーリングが合わない。さらに「ティショットが立ちづらいホールが多くて、私の球筋だと、打ちやすいホールがひとつもない」とも続けた。苦手意識があるせいか「練習すれば、するほど、調子が悪くなるので、今週はほとんど練習していません。練習ラウンドもしていないですし、今日も練習せずに帰ります」と本当にあっという間にコースを後にした。

この日のプレーに話を移すと、1番パー4は「2打目をミスして」とボギー発進。それでも、3番パー3で5メートルを沈めて取り返すと5番、9番でもバーディを奪ってハーフターン。最終18番で5メートルを沈めるなど、後半も3バーディ、ボギーなしと順調にスコアを伸ばした。

首位と6打差の8位タイと逆転優勝のチャンスもある位置での最終日となるが、一日いいスコアが出たぐらいでは苦手意識は払拭できないようで「予選を通ったんで十分。もういいです」。帰りの渋滞も気になるようで「目標は早く帰ること。もし勝つとしてもプレーオフにはならないように」と冗談めかして話した。

実は鈴木は今季の最年長優勝者。30歳の誕生日(5月9日)を迎える前だったため、今季のツアーでは30代の優勝が一度もない。「え~本当ですか? 29歳で最年長? 怖い怖い。若者ばっかりですね(笑)」。通算20勝の中には苦手のコースで勝った試合もある。自身にとっても30代初となる優勝は無欲の先にあるのかもしれない。(文・田中宏治)

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