ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

グリーン上でも影響する、北海道らしい風に要警戒 V争いのカギは“ライン出し”?【大西翔太のSHOWTIME】

今年最後の北海道決戦を制するのは? 大西翔太氏が優勝者を予想する。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年9月1日 08時00分

大西翔太氏が推す3人。左から山下美夢有、小祝さくら、申ジエ(撮影:米山聡明、gettyimages)
大西翔太氏が推す3人。左から山下美夢有、小祝さくら、申ジエ(撮影:米山聡明、gettyimages)

<ゴルフ5レディス 事前情報◇8月31日◇ゴルフ5カントリー美唄コース(北海道)◇6472ヤード・パー72>

避暑地ながらも暑さがやや残る北海道連戦は、今週は美唄で開催。毎年コースを変えて行われるサーキットトーナメントを制するのは一体誰か。青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める大西翔太氏が展望を占う。

ノリノリできつねダンスを踊る小祝さくら【写真】

■“らしい”風をどう対処するか

コースが持ち回りで開催される今大会は、今年は北海道のゴルフ5カントリー美唄コースが舞台。2016年以来、6度目の開催となる。先週の小樽戦では北海道が熱波に覆われる“異常な暑さ”に見舞われたが、今週はやや落ち着いた様子。それでもコースは暑さによって北海道らしくないコンディションとなり、それに対応する力も求められそうだ。

一方で、“らしい”風には要警戒。広大な大地に広がる18ホールは「遮るものがないので、風の影響をモロに受けやすい。小樽よりも重たい風が吹いていて北海道らしいですね」と大西氏は話す。木に阻まれていないことから風が舞うことはあまりなさそうだが、「左右からの風が強いので、風と友達になれるかが重要になってきます。突発的に吹くこともあるので、柔軟に対応することが大切です」と目を光らせた。

風の影響は、ショットだけでなく、グリーン上にまで及びそうだ。「球のコロがりに影響がある、と話している選手も多いです」。ボールがカップに沈むまで、気を抜くことはできなさそう。

■スタートダッシュが肝心です

ティイングエリアからグリーンまで池が長く構える、9番と18番の上りホールにも注目する。「風はアゲンストですし、池も絡むので難しいです」。7番、8番でもホールを池が囲み、17番は浮島グリーンのパー3。「それぞれ終盤に難しいホールが続くので、最初の方でスコアを作っていけるかが大事になりそうです」と、伸ばすところと耐えるところのメリハリもポイントに挙げた。

週末にかけて、徐々に風が強くなることが予想されている。それを計算に入れてショットを繰り出すことはもちろんだが、“外してはいけないところ”もしっかりと考慮しないといけない。「ポテトチップスのようにうねっているグリーンもあって、ショートサイドに外したらボギーになりやすいホールも多いです。それを逆算しつつ、風も計算して、安全に攻めていく場面も必要になってきます」。

■強い風に対応するためには“ライン出し”

優勝スコアは3日間で「10アンダーくらい」と予想するなか、大西氏が優勝候補に挙げたのは、小祝さくら、山下美夢有、申ジエ(韓国)の3選手。共通点は「ライン出しができる」ことだ。

「本人はどう思っているかはわかりませんが、普段から見ていると、風に強い球を打てる選手です。ライン出しが上手で、ティショットも曲がらないし、パターも入る。必然的に上に来るでしょう」

山下は体調不良で棄権した「CAT Ladies」以来、2週間ぶりのツアー復帰となるが、「練習場で見ている感じだと、調子はよさそうです」と体調面でも心配なさそう。北海道最終戦で地元Vをねらう道産子、メルセデス・ランキング1位と2位につける実力者らの上位争いに期待する。

解説・大西翔太(おおにし・しょうた)/1992年6月20日生まれ。名門・水城高校ゴルフ部出身。2015年より青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務める。16年にはキャディを務める傍らPGAティーチングプロ会員の資格を取得した。ゴルフをメジャースポーツにと日夜情熱を燃やしている。21年には澁澤莉絵留ともコーチ契約を結んだ。プロゴルファーの大西葵は実の妹。YouTube『大西翔太GOLF TV』も好評で、著書『軽く振ってきれいに飛ばす!! 飛距離アップの正解』が発売中。

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. DPワールド
    開催前

おすすめコンテンツ

関連サイト