<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 初日◇18日◇新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県)◇6565ヤード・パー72>
「苦手なコース」。昨年、この舞台で優勝を飾った直後にそう話していた。今年もその意識は変わらない。それでも“タイトル防衛”へ、神谷そらは1打差の2位発進と好スタートを切った。
いいイメージを持ってコース入りしたものの、 「全然狭かったです」と、 やっぱり苦手。ドライバーを握ったのはわずか4回で、左ドッグレッグの3番パー5、右ドッグレッグの9番パー4ではティショットでユーティリティを選択するなど、徹底的に刻むマネジメントを見せた。
その刻んだホールでも左右に曲げる場面は見られたが、小気味よくバーディを重ねていく。ピンチといえるのは15番パー5だった。ティショットを右に曲げるとカート道に跳ね、隣のホールにまでボールは飛んでいった。
林越えのショットが求められる状況で、目の前にはテレビ塔があった。救済を受けると、フェアウェイから15番グリーンを狙える位置に。ユーティリティで放った一打は手を離したもののグリーンに着弾し、ピンチから一転、イーグルチャンスへと変わった。
“新ルート開拓”に同組の河本結からは「カート道に当てるくらいなら、フェアウェイに置けるでしょ」とツッコミも飛んだ。結果はバーディだったが、ボギーなしの6バーディと、昨年覇者の貫禄を見せた。
初日のギャラリー数だけで見れば、「ワールドレディスサロンパスカップ」の4648人を超え、ここまでで最多となる4987人が駆けつけた。渋野日向子、河本もいる注目組に多くのギャラリーがついて回った。今季から大会特別協賛の住友生命とはスポンサー契約も結ぶ。「ディフェンディングだし、ホステスだし、すごい人だし、吐きそうでした」と、重圧もあった。
「36ホール回った気分でした」と、初日からドッと疲れも出た。それでも、バーディ合戦が必至の今大会。さらなるバーディを積み重ね、タイトル防衛へ突き進む。(文・齊藤啓介)
