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西村優菜の今季初戦は沖縄で 「米ツアーでのシード獲得」へ弾みを【開幕戦注目選手】

3月2日から始まる「ダイキンオーキッドレディス」で新シーズンが開幕する国内女子ツアー。そこで今年の注目選手の意気込みやオフの様子を本人のコメントとともにお届けする。今回は米国ツアー挑戦の年を迎える西村優菜。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2023年2月15日 13時30分

米国女子ツアー本格参戦を果たす前に、国内ツアー通算6勝を誇る西村優菜は沖縄で今季初戦を迎える。このオフは、パッティングとスイングの安定性の強化を重視した練習に励んできた。さらにスイングの動きにつながるトレーニングにも取り組み、来るべき新たな戦いに備えている。

昨年も「ニチレイレディス」、「ニッポンハムレディス」を制し2勝。「シーズン開幕前にグリーン周りのアプローチに力を入れ、それが結果として出せたことがよかったと思います」。それは2020-21年シーズンには67.9157%で4位だったリカバリー率が、昨季は70.6306%で2位に上昇するなど数字にも表れている。一方、「流れをつかめなかった」というパッティングが課題に。そこをこの冬、徹底強化した。

年末に受けた米予選会(Qシリーズ)で、特にその課題が顕著に。慣れない芝に手を焼き、要所でパットを沈めきれない場面が目立った。その結果、第1回リシャッフルまで多くの試合出場が叶う目標の上位20人に2打及ばない24位でフィニッシュ。悔しさのあまり、涙をこらえることができなかった。米国での開幕時の優先出場順位は161位。試合に出られるのは早くても3月末となるため、まずは日本ツアーでしっかりと試合勘を養っていく。

もちろん「開幕戦のダイキンオーキッドは、毎年独特な緊張感があります」と襟を正して臨む。沖縄特有の風や、コーライ芝での戦いは米国での慣れないコース環境に対応するためのいい準備にもなる。今年の目標は、「米国女子ツアーでシード権を獲得する」こと。限られた試合で結果を残し、5月の「コグニザント・ファウンダーズカップ」終了後に行われる第1回リシャッフルで優先順位をしっかり上げ、そこからの出場権を確保する―。日米と続く春の戦いで、スタートダッシュを切りたい。

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