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岩井明愛が3Wで265ヤードの驚弾 難なく奪ったイーグルで4位に急浮上

国内女子ツアーは第3ラウンドのプレーが終了。岩井明愛がベストスコアの「67」をマークして浮上した。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年6月9日 08時00分

<宮里藍 サントリーレディス 3日目◇8日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇ 6545ヤード・パー72>

岩井明愛が大会アンバサダーの宮里藍がセッティングを担当した厳しいピンポジションを攻略した。「67」はこの日のベストタイ。トータル1アンダーの32位タイから4位タイにジャンプアップした岩井ツインズの姉が声を弾ませた。

渋野と笹生の仲良し2ショット【写真】

「このピンポジションで5アンダーを出せたのは良かった。満足するラウンドでした」

大勢のギャラリーを沸かせたのは17番パー5のイーグルだ。ピンまで265ヤードの2打目を3番ウッドで強振すると、ボールはグリーンの奥にきられたカップ手前3メートルで止まった。ドライビングディスタンスの計測ホールで、ドライバーを握ったティショットの飛距離も同じ265ヤード。「たぶん、花道くらいから転がってグリーンに乗ったと思う。手前に乗ればいいと思ったけど、めちゃくちゃいい感じだった」と本人も驚く2オンで決めた今季2個目のイーグルだった。

4度目のメジャーとなった前週の「全米女子オープン」は74位に終わったが、初出場で予選落ちした昨年の最低限の借りは返した。「全米のときからドライバーショットが右にしか行かなかった。全米はラフが深くて、グリーンは小さくて傾斜がきつい。曲げてしまうとグリーンに乗せるだけでも、神経を使うコースだった」。改めて感じたのはティショットの大切さ。「少しずつ修正していて、今週はきょうが一番良かった。自分はドライバーショットからスコアを作っていくタイプなので」と生命線の復調に手ごたえを感じ取っていた。

2週前の「リゾートトラストレディス」で今季初優勝した。全米を挟んで、出場2試合連続Vも懸かる最終日は最終組の1組前から2打差を追いかける。2位以内に入れば、昨年は初日103位と出遅れながら畑岡奈紗と並んで日本勢最高の11位となった「AIG女子オープン」(全英)の出場資格も得る。「まずは一日一日という感じです。その結果に優勝だったり、メジャーがついてくればいいと思う」。

昨年大会の覇者で首位タイから出た妹・千怜は「74」とスコアを落として7位タイに後退したが、首位とはまだ3打差。ツインズが今年も大会を盛り上げる。(文・臼杵孝志)

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