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難ホールでチップインバーディも 最も“3パットをしない”吉本ひかるが24年好発進

初日を4アンダー、単独5位で終えた吉本ひかるが1日を振り返った。

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2024年3月1日 07時30分

ショットは模索中。しかしパターなどでカバーし、吉本ひかるが好発進
ショットは模索中。しかしパターなどでカバーし、吉本ひかるが好発進 (撮影:米山聡明)

<ダイキンオーキッドレディス 初日◇29日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6595ヤード・パー72>

「ティショットがすごく荒れていたけど、パッティングとアプローチが結構よかったのでアンダーで回れた」。吉本ひかるが5バーディ・1ボギーのプレーで、2024年初日を4アンダーで回りきった。難易度5番目の16番パー3ではチップインでバーディも奪うなど、小技がさえた1日に胸をなで下ろす。

初日のアン・シネはさわやかミニスカ【写真】

フェアウェイキープは半分の7回。パーオン率は10回とショット面で苦しんだが、パット数はこの日最少タイの「24」。昨年はツアーでいちばん“3パット率”が低かったパット巧者が、この日もなんとかパーを拾い、チャンスをものにした。ショット不振でも「他でもカバーできるとは思うので、あまり考えすぎない」と、気持ちの余裕が好スコアを呼び込んだ。

昨年は2戦目でツアー初優勝。2019年以来となるシード復帰も果たし、今年はさらに浮上を目指す。シーズン序盤が得意?と聞かれれば「あります」という答え。昨年に続きスタートダッシュを決めたい。そんななかで、いま掲げるテーマはスイング時の『力感』だという。

スイング中の「力の入れどころじゃないですけど、その辺があまりうまくいかなかった」と昨年後半の悩みを調整している最中。「自分が今、何割で打っているのかとかをしっかり把握しながら打っていきたい」。試合だからこそ生まれる力みに注意ながら回っている段階だ。

黄金世代の一角で、2月25日に25歳になったばかりで、若手の押し上げが激しい女子ツアーのなかでは中堅の域。昨年を超えるシーズンとするため、相性のいい春先でツアー2勝目へと向かう。

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