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11年前はプレーオフで涙 10度目の正直を狙う穴井詩が“宮カン”史上初の快挙で首位浮上

“宮カン”の歴史に名を刻んだ穴井詩。絶好の位置で週末を迎える。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2025年11月28日 17時37分

飛ばし屋・穴井詩。11年前の借りを返せるか
飛ばし屋・穴井詩。11年前の借りを返せるか (撮影:福田文平)

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 2日目◇28日◇宮崎カントリークラブ(宮崎県)◇6543ヤード・パー72>

ド派手なイーグル発進が首位獲りの号砲だった。370ヤードの1番パー4。フェアウェイ左からの穴井詩の2打目は、106ヤード先のカップの中に消えた。

〈連続写真〉飛距離健在! 穴井詩のパワフルスイング

52度のウェッジから放たれたボールは、柔らかな放物線を描いてピン手前約5メートルに着弾。そのままカップに吸い込まれ、ギャラリーの歓声に手を挙げ、笑顔で応えた。

「ラッキーでした。52度でちょうどだなぁと思って打ったら、きれいに入ってくれた。入ったのは見えました」

1番は右サイドのラフが広く、その先には大きなバンカーが口を開け、大きな木が視界を遮る。攻めのセオリーは左サイド。おわん型の小さなグリーンも難易度を高める。初日の平均スコアは4.1250で5番目に難しかった。2003年に会場が宮崎CCに移って以降、神経を使うスタートホールで23年目で初めて生まれたイーグルで、38歳のベテランは勢いづいた。

3番パー4はボギーとしたが、直後の4番パー4で7メートルを沈めた。インは10番でグリーン手前カラーからパターで5メートルをねじ込み、12番パー3はティショットをピンそば3メートルに乗せた。

この最終戦には3年連続10度目の出場。ツアー未勝利だった2014年大会では、初出場ながら単独首位で最終日を出た。だが、土砂降りの雨のなかスコアを1つ落として、トータル10アンダーで並ばれたテレサ・ルー(台湾)にプレーオフ2ホール目で敗れ、涙が止まらなかった。その14年も含めてトップ10入りは4度。16年にツアー初優勝を果たし、今年の「ヤマハレディース葛城」で通算6勝目を挙げたが、まだ11年前の借りは返せていない。

「以前はイケイケで飛ばすことしか考えていなかった。あのときの私からしたら、(2位は)上出来です。勝てなかったけど、よく頑張ったかなと。でも、やっぱり、いつかは勝ちたいです」

プロ18年目。ツアーを代表する飛ばし屋に今も変わりはないが、若かったころと比べて最も変わったのは「ちゃんとマネジメントするようになったこと」とベテランは苦笑する。今週はドライバーを2、3センチほど短く握り、ティは低めにして、ボールも少し右寄りに置いている。「ライナーを打つイメージで打っています。左に巻くのが減るし、風対策もあります。ボールが上がりすぎると風にもっていかれる。松の木より高く上がらないことを意識しています」。

さらに、最近はユーティリティを抜いて、7番ウッドをバッグインしている。ここでは高さを求める。上から落としてグリーンに止めるための選択。「ユーティリティだと止まらないけど、7番ウッドだと高さが出るので止まるんです」。13番パー5は残り234ヤードを、その7番ウッドで2オンに成功。バーディにつなげた。

「勝って終わりたいと毎年、思っています。でも、まだあと2日あるので。今年はラフが深いので、ティショットをフェアウェイに置いて、しっかりグリーンに乗せていきたいです」

国内メジャー初制覇の好機が再び巡ってきた。今季ドライビングディスタンスは2位の261.45ヤード。ゴルフIQを高めた飛ばし屋が、これまでに培った経験を総動員して、今年こそ、笑って1年を締めくくる。(文・臼杵孝志)

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