ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

曲がるラインは“寝グセ直し”でリセット 地元大会での反省を生かす都玲華「トップ10に入らないと」

前週の地元大会で涙の予選落ちを喫した都玲華。今大会への意気込みを語った。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2025年6月5日 07時00分

<ヨネックスレディス 事前情報◇4日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6339ヤード・パー72>

先週の悔しさを今週に生かす。9年ぶりに徳島県で開催された「リゾートトラスト レディス」で、地元出身のルーキー・都玲華は、2日間トータル8オーバー・109位タイで無念の予選落ち。デビュー戦以来5試合ぶりに決勝ラウンドに進めずに肩を落としたが、気持ちを切り替えて新潟に乗り込んでいる。

【写真】これが都玲華の“寝グセ直し”

先週を振り返れば、反省の言葉が次々と口をつく。「いいところを見せたくてピンばっかり狙ったり、グリーンのアンジュレーションが難しいところについて外したり。ボギーが重なりました」。

前回、徳島で大会が開催されたのは2016年。12歳だった都はコースに足を運び、地元の先輩・堀琴音のプレーを追いかけた。昨年のプロテストに合格して、今回はロープ内で応援される立場に。思い入れのある大会で、地元の友人・知人が「想像以上」にかけつけた。

決して調子が悪かったわけではないが、「これぞ空回りみたいなゴルフ。やってやろうという気持ちと実際がかみ合っていない感じで、ひどかったですね」。バーディを求める気持ちがリズムを崩した。

新潟では、ショットの微調整やパッティングのリセットに力を入れた。プロ転向後ワーストスコアとなる「79」の初日は、フェアウェイキープ率100%を記録したが、パット数は37。「3パット4回…。久しぶりにかましちゃいました。自分の狙いたい気持ちをうまくコントロールできませんでした」。曲がるラインを強めに浅目に読んで打つと、大きく外れて3パットすることがあったという。

曲がるラインでは「もう少し曲がりそうと思って、打つ直前に向きを変えてストロークが緩んだり、逆にパンチが入る悪いクセがあります」。曲がるラインのイメージを良くするために、石井忍コーチとともに“寝グセ直し”と呼ばれる練習法に取り組んでいる。

「あれをやると、自分が向いたところに打てば勝手に曲がっていきます。修正の意味を込めてやっています」。例えば右に曲がるラインを探して、最終目的地にマークをする。そして打ち出し方向には真っすぐのロープを張る。ロープに沿って打ち出せば、右に曲がってマーク付近に止まるため、曲がるラインのイメージを養える。

さらに、右手片手打ち、左手片手打ち、両手で挟んで打つ基礎練習も日課だ。「手首を使うクセがあるので、パターを片手で持つと手首を使ったり余計なことができないし、大きな筋肉で動かせる感じが分かります。自分の基礎練習です」と、練習グリーンでボールを転がした。

デビュー戦の「アクサレディス」こそ予選落ちに終わったが、「パナソニックオープン」で15位、国内メジャー「ワールドレディスサロンパスカップ」で8位に入るなど、120ポイントを超えて暫定リランキングは14位。3戦後の「ニチレイレディス」終了後に行われる第1回リランキングは問題ない位置にいる。

「次の目標はシード権です。そのためにはトップ10にどんどん入っていかないと」。結果を求めた地元大会では空回りしたが、「それも含めて実力だと思います。すごく勉強になりました」と苦い経験も糧にする。気持ちも技術もリセットした新潟の地から、シード獲得に向けてリスタートを切る。(文・小高拓)

関連記事

【この大会のニュース】

読まれています

JLPGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト