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間に合った! 小祝さくらが臨む特別な開幕戦 「すごく新鮮な感じ」 ゴルフをやれることに感謝し始まるプロ10年目

昨年8月を最後にツアーから戦線離脱していた小祝さくらが、今季の開幕戦で復帰。状態は?

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2026年3月3日 15時34分

復帰戦に挑む小祝さくら。手術をした左手首の状態は?
復帰戦に挑む小祝さくら。手術をした左手首の状態は? (撮影:福田文平)

<ダイキンオーキッドレディス 事前情報◇3日◇琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)◇6610ヤード・パー72>

昨年7月以来となるツアーの舞台に帰ってきた。2026年の開幕戦。小祝さくらが節目のプロ10年目を元気に沖縄で迎える。

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「間に合うかすごく微妙だったので、本当によかった。でも、油断はできないので、再発しないようにしっかりケアして様子を見ていきたいです」

歴代4位の142試合連続出場など“無事これ名馬”を地で行く鉄人がアクシデントに襲われたのは、2週連続優勝が懸かっていた昨年7月の「大東建託・いい部屋ネットレディス」だった。左手首痛のため第2ラウンドにゴルフ人生初の途中棄権。その後の精密検査でTFCC損傷(尺骨側手関節三角線維軟骨複合体損傷)と診断され、9月に手術を受けた。

「トーナメント特別保障制度」が適用された長期離脱となったが、昨季は18試合の出場ながらメルセデス・ランキング14位で今季のシード権は確保。10月後半にギブスが取れた。手術後、初めてクラブを握ったのは12月。室内練習場でゆっくり、ゆっくりと打ちはじめた。年明けの1月中旬から約1カ月のハワイ合宿を行い、そこで初めて芝から球を打ち、ラウンドも再開。その後は宮崎で合宿を行うなど、急ピッチで仕上げてきた。

「痛みはもうないです。ハワイで初めてラウンドしたときは、9ホールだったけど、手首を返すのが怖くて、つかまらない球が多かった。そのころが30%の状態だとしたら今は70%くらいまで戻ってきました。宮崎では5オーバーくらい叩くこともあったけど、ハマればアンダーで回れるかな。日に日によくなっていると思います」

2017年のプロテストに一発合格を果たし、今年はプロ10年目を迎える。3年目の19年にはツアー初優勝。コロナ禍で14試合しか実施されなかった20年も「ゴルフ5レディス」を制し、昨年は「明治安田レディス」で通算12勝目を挙げた。初V以降、優勝できなかったシーズンはない。6季連続(20ー21年は統合シーズン)の優勝は歴代7位タイで、継続中では最多。今季は申ジエ(韓国)、横峯さくらに並ぶ歴代5位に挑むシーズンとなる(1位は不動裕理の10季連続)。

「ゴルフができることに感謝をしながら、今週はプレーしたい。すごく新鮮な感じがします。不安はあるけど、そういうことは考えずに気持ちを楽にしてやりたいです」

患部にテーピングとサポーターを施し、練習前には入念なストレッチが欠かせない。不安を抱えての再スタートだが、いつもの小祝スマイルは不変だ。「まずは自分のベストをするだけ。いつもは優勝と言っているけど、最初はそんな感じで。でも、今シーズンも優勝を目標に頑張りたいと思っています」。

この日はアウトの9ホールを回り、前日はインをチェック。ブランクによる試合勘不足は積み上げてきた経験でカバーする。21年には3位から出た最終日に「68」をマークして、逆転Vを達成した開幕戦。その再現を目指していく。(文・臼杵孝志)

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