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横峯さくらがツアー史上6番目の“ブランクエース”達成 10年175日ぶり快挙に「ゴルフをやってきて良かった」

横峯さくらがツアー10年175日ぶりのホールインワンを達成した。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2025年4月19日 18時34分

<KKT杯バンテリンレディス 2日目◇19日◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6565ヤード・パー72>

横峯さくらが13番パー3でホールインワンを達成した。使用クラブは6番アイアン。ピンまで実測165ヤードのティショットは、「すごく良かった」と自賛する一振りだった。持ち球はフェードだが、最近は状況に応じてドローも打ち分けており、このときの球筋もドロー。ピンから10メートルほど手前に着弾したボールは、そのまま吸い寄せられるようにカップインした。

【写真】なつかしい! 18歳の横峯さくら

「入った瞬間は見えませんでした。グリーンに向かって歩いていたら、いつも見に来てくれるファンの方が拍手をしてくれていて、『近くに寄ったのかな?』と思っていた。でも、だんだん『入っているんじゃない?』という話になって、カップを覗いたら本当に入っていました。イメージ通りの球が打てました」

アマチュアだった2004年の「シャトレーゼクイーンズカップ」でツアー初のホールインワンを決めた。今回でツアー通算5度目のエースとなったが、前回は11年前までさかのぼる。2014年10月26日「マスターズGCレディース」最終日の14番パー3で決めた会心の一打から、実に10年175日ぶりの快挙となった。「そうみたいですね。さっきファンの方に教えてもらいました。すごいですね」とプロ22年目の39歳は感慨深げに話した。

1988年のツアー制度施行後、最も長いブランクでホールインワンを達成したのは寺沢範美で、89年11月の「イトーキクラシック」2日目に初エースを達成し、2005年5月の「中京テレビ・ブリヂストンレディス」2日目に2度目を記録。実に15年191日が空いた“世紀またぎ”の記録だ。横峯の今回の記録は、ツアー史上6番目の長さだった。

今季はQTランク28位の資格で出場しているが、前週までの5試合では「ヤマハレディース葛城」の36位が最高。予選落ちは3度と不本意な結果が続いていた。今大会も初日に「77」を叩いて94位と大きく出遅れ、この日は「70」と盛り返したものの、トータル3オーバーの60位で予選落ち。なかなか調子が上がらない中、賞金20万円を贈呈された実益もある一打に自分を納得させるように笑った。

「今年はずっとやって来て、全然いいことがなくて…。ホールインワンは『ゴルフをやってきて良かったなぁ』と思った瞬間でした」

シード復帰を目標にスタートしたシーズン。「ショットですね。基本はフェードだけど、そこにこだわりすぎて、球がなかなかつかまっていない。しっかりやり直したいです」。息の長いプロ人生だからこそ達成できた、この日の“ブランクエース”。ギアを上げるスイッチにしない手はない。(文・臼杵孝志)

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