<ブリヂストンレディス 3日目◇23日◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇ 6732ヤード・パー72>
プロ2年目の入谷響が、1年ぶりの優勝に向けトータル8アンダーの単独首位で最終日を迎える。4位から出て6バーディ・1ボギーの「67」でトップに浮上。「パターがしっかり入ってくれた」と、パット数「26」でまとめたグリーン上でスコアを稼いだ。
グリーン手前のバンカーから寄せた2番でバーディが先行した。7番では7メートル、9番では4メートルという距離のパットも次々と決まる。12番パー3ではティショットがサブグリーン左にあるラフに落ち、さらにその後のアプローチも4メートルと寄せきれなかったが、続くパーパットを決める。これで勢いづくと14番で2メートル、最終18番では残り100ヤードからベタピンショットを放ち、後続との差を広げた。
今年と同じ袖ヶ浦で行われた2022年大会に、アマチュアとして出場。これが初めてのプロトーナメントだった。「あの時は“こんなに難しいコースがあるのか”と思いました」。結果はトータル7オーバーで予選落ち。プロの世界の厳しさを目の当たりにした大会でもある。
しかし、プロテストを通過し、レギュラーツアーで優勝も果たした今は見え方も変わったという。「今も難しいけど当時感じた難しさとは違う。景色の問題なのか。中途半端にあるバンカーも当時は嫌だった。グリーンが小さいし、アマチュア選手にはラフが長い」。あれから4年が経過し、成長を強く感じる舞台に変わった。
入谷にとって3度目の最終日最終組。同組には同じ2005年生まれの菅楓華もいる。「明日にならないと自分の調子は分からない。相手を意識してもどうしようもないので、自分を信じるしかない」。とにかく目の前の一打に集中するつもりだ。
初優勝は昨年6月「ニチレイレディス」。袖ヶ浦カンツリークラブの新袖コースで行われた大会というのも縁を感じさせる。中止になった2日目は練習場で1時間ほど打ち込みも行い、調子を維持。2勝目のためには二桁アンダーは必須と考えている。「気持ちの部分でも天気によっても変わってくるけど、もちろん優勝を目指して頑張ります」。“袖ヶ浦制覇”を目指していく。(文・間宮憲)
