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竹田麗央がV圏内にじわり “お姉さん的存在”と回れば好スコア連発の方程式あり?

今季3勝の竹田麗央が「65」をマーク。21位からトップ10圏内に浮上した。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年7月21日 07時00分

竹田麗央は“お姉さん”とのラウンドで急浮上
竹田麗央は“お姉さん”とのラウンドで急浮上 (撮影:鈴木祥)

<大東建託・いい部屋ネットレディス 3日目◇20日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6505ヤード・パー72>

3度目のメジャー挑戦となった「アムンディ・エビアン選手権」から帰国初戦の竹田麗央が、7バーディ・ボギーなしの「65」で回り、トータル14アンダーで8位に順位を上げた。エビアンでは初日を10位で滑り出したが、最終日は6オーバーの「77」を叩いて55位の終戦。「悔しかった。自分のことで頭がいっぱいだった」と古江彩佳の優勝を見届けることなくコースをあとにした。「全米女子オープン」で9位に入る上々の世界デビューに続き、「KPMG全米女子プロ選手権」も32位と順調だっただけにショックは大きかった。

くう~、惜しい!【写真】

8月の今季メジャー最終戦「AIG女子オープン」(全英)も見据えての後半戦のスタート。21位から出たこの日は心強い¨お姉さん¨がいた。一緒にプロ野球観戦を楽しむなどプライベートでも行動をともにする5学年上の小祝さくらと8度目の同組ラウンド。野球談議などに花が咲いたリラックスムードに加え、ともに無駄なルーティンのないプレーファストのスタイルは「リズムよくサクサクとできる。いい雰囲気で回れます」と、この日も好スコアに結びついた。

9ホールの短縮競技となった3月の「Vポイント✕ENEOSゴルフ」最終日は1オーバーの「37」だったが、今回も含めて小祝と18ホールをプレーした試合はすべてアンダーパーで回り、うち5度が60台。4月の「パナソニックオープンレディース」は最終日に同組となり、今回と同じく今季自己ベストの「65」で回っている。

ちなみに、この日の¨女子会トーク¨の話題は野球の背番号。「あの選手にあの背番号は似合わないとか、話していました」。竹田の推しはオリックス・バファローズの山下舜平大で「12より11が似合う」と思っていたそうだが、山下は今年から「11」に変更。より推しも強くなった。もし自分のユニホームを作るなら希望の背番号は「5」。理由は特にないそうだが、「5番がいいです。ポジションは投手は責任が重いので、ショートとか。さくらさんは0番がいいって言っていました」とニコニコと笑った。

ふわったした空気感、見た目も姉妹のような小祝とのラウンドで元気も取り戻し、最終日は6打差を追いかける。「ビッグスコアが出るコース。たくさんバーディを取って、いいスコアで回りたい」。600万円以上を稼げば、年間獲得賞金は小祝に次いで今季2人目の1億円突破となるが、優勝賞金2160万円を手にして、プロ3年目で初の大台を祝いたい。(文・臼杵孝志)

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