<富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 初日◇10日◇石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県)◇6580ヤード・パー72>
大会を特別協賛する富士フイルムとスポンサー契約を結ぶホステスプロで、今季日本初戦の竹田麗央は3アンダー・11位タイと上々の滑り出し。予選落ちした昨年大会は、初日に「74」と出遅れ、流れに乗れなかったが「今年はその反省で、落ち着いてプレーできた」と2日目以降につなげた。
渋野日向子、小祝さくらとのラウンドは、1番パー5で2オンに成功し左10メートルのイーグルチャンスにつけるなど、いきなりその豪打で沸かせた。4つあるパー5で3つのバーディを獲得。「そこで2オンできたり、近くに持っていけたりしたことでリズムがよくなった」。初日の計測ホールでの平均飛距離は全体1位の268ヤードを記録。持ち味をスコアにつなげた。
今季が米ツアーに参戦して2年目だが、日本ツアーの雰囲気も懐かしい。「すごいギャラリーの方が来てくれた。なかなかああいう光景はアメリカでは見られないのでうれしいです」。5番では残り95ヤードの2打目を54度でベタピンにつけ拍手喝采を浴びた。「すごく寄った時は拍手や歓声がもらえてすごくうれしい」と、やはり気持ちも高まる。
ラウンド中は3人で話し、笑い合う姿も頻繁に見られた。「お2人ともひさしぶりのラウンドで、渋野さんはアメリカでもすごく優しくしてもらえますし、さくらさんもずっとお世話になっているので、試合で回れてうれしかったです」。好きなアーティストの話などで盛り上がったようで、「お2人は(男性ボーカルユニットの)M!LKというアーティストが好きみたいなんですが、私は知らなくて。私は(男性ロックバンドの)UVERworldが好きなのでそんな話をしたり」と、お年頃の女子らしい話題に花が咲いた。
“恩返し”への想いを胸に戦う試合。伸ばし合いの展開のなか首位とは4打差と、上位をうかがう位置だ。「明日もしっかり集中して、最終日にいい位置で回れるように頑張りたい」と、おっとり口調の裏に隠れる闘志をうかがわせた。(文・間宮輝憲)
