<大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇26日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6485ヤード・パー72>
30日開幕の海外女子メジャー「AIG女子オープン」(全英)に出場する菅楓華にとって、今大会は日本で臨む“全英前哨戦”となった。
初日は「68」で38位発進。「65」、「69」と伸ばし、首位と4打差の5位で最終日を迎えた。だが、「パターに苦しんだ」というようにグリーン上で流れをつかめず、バーディは7メートルを沈めた6番と、3メートルを決めた10番の2つだけ。17番ではボギーを喫し、2バーディ・1ボギーの「71」。トータル15アンダー・14位タイで終えた。
「打ちたいところに打てなかったですし、少し難しいところについちゃった。全体的にパッとしないゴルフになったので、スコアを伸ばしきれなくて、耐えるほうになってしまった。ショットとパットがかみ合わなかった」と悔しさをにじませた。
全英出場組のなかで今大会をプレーしたのは、菅ただ一人。6月「全米女子オープン」(予選落ち)では前週の試合を休んで臨んだが、今回は準備のアプローチを変えた。
全米では、わずか1打届かずに予選落ち。「全米で(前週を)休んだのを経験して、私は試合期間をずっと続けたほうがいいのかなと思った。ハードですけど、しっかり試合を続けていくようにするために、今回は出ました」と、試合勘を途切れさせないことの重要性を実感したという。
「去年とか(日本で)出てから行っている選手も多いので、自分のなかでもいい経験になるかなと思って、“やってみよう”っていう挑戦です」。新たな試みに踏み出した。
全英は初出場で、ヨーロッパを訪れるのも初めて。27日の早朝便で出発する。「飛行機が長時間で、初めてなのでちょっと怖さも不安もある。しっかり準備して、何もないことを祈って…」と、笑顔を見せながらも、未知の世界を前に緊張をのぞかせた。
6月「宮里藍 サントリーレディス」から7連戦を終え、休む間もなく移動。現地到着後は練習ラウンドをこなし、本戦へ備える。「時差ぼけもあると思いますが、頑張りたい」と前を向く。
海外メジャーは今年の全米に続き、2度目の挑戦。「試合感覚はいつものようにできるかなと思います。うまい選手がいっぱいいるけれど、その選手に飲み込まれないように、自分のペースで行けたら。全米で一打で予選を落ちたので、そこに関しては『私の力でもそこまでできたんだ』というのもある。まずは予選通過を目指して頑張ります」と前向きな姿勢を見せた。
全英への挑戦はすでに始まっている。試合間隔を空けないという決断が、どんな結果につながるのか。今後に向けた一つの材料となりそうだ。(文・高木彩音)
