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ジャンボ自ら削ったウェッジが光った!「絶対バーディ獲ってやる!」原英莉花が受け継いだ魂

ジャンボ自ら削ったウェッジが光った!「絶対バーディ獲ってやる!」原英莉花が受け継いだ魂

所属 ALBA Net編集部
谷口 愛純 / Azumi Taniguchi

配信日時:2018年3月24日 18時40分

<アクサレディス 2日目◇24日◇UMKカントリークラブ(6,505ヤード・パー72)>

尾崎将司を師と仰ぐ期待の新人・原英莉花が“ジャンボ魂”を見せ付けた。首位と3打差・18位タイから出た原が、5バーディ・1ボギーの「68」と躍進、トータル7アンダー・6位タイにつけた。

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この日、特に評価できたのが「アプローチ」。2015年からジャンボ尾崎のもとで練習を重ねている原は、ジャンボからアプローチの指導を受けてきた。「行った当初はアプローチが下手と言われて。最初は高い球しか打てなかったんですが、低くてスピンがきくようなアプローチの打ち方を教えて頂いて、自信を持てるようになりました」。

それだけではない。もっとも強力な武器は、ジャンボから受け継いだウェッジ。「2年ほど前に頂きました。高い球しか打てなかったときに、“これを打ってみろ”って言われて。それを打ったら低い球が出て、“じゃあ、やるよ”と」。今使っているものは3代目。「マスダゴルフさんのウェッジなんですが、ジャンボさんのは結構削っていて」投入している52度と58.5度のうち、58.5度のものはジャンボ自ら削っているという。

このウェッジが光ったのが、「絶対バーディ獲ってやる!」と意気込んだ最終3ホール。「16番(パー3)はティショットがダフって、ピンまで20ヤードのアプローチが残ったんですが、58.5度を使って1クラブくらいに寄せました」とパーセーブ。「17番もセカンドをダフったんですが(笑)、アプローチでピンまで33ヤードのところを1.5メートルにつけてパー」とピンチを救われた。最終18番も「このクラブで、OKくらいにつけて」バーディでフィニッシュ。「大活躍してくれました!」と満面の笑みと、渋い銅色のウェッジが光った。

一方で「今日は思ったより伸ばせなくて悔しい」と悔しがる。昨年のQTランクは117位、今大会には主催者推薦枠で出場しているだけに、「せっかく出られるからには、優勝して出場権を。その思いできていました。明日ですね」。ジャンボの魂とともに、貪欲に高みを目指して突き進む。(文・谷口愛純)

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