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シーズン後半戦は“酷暑”の開幕 大会側は暑さ対策に躍起、選手は戦々恐々「しんどいです」

酷暑が予想される福岡大会。暑さ対策を万全にして、無事に4日間を終えたい。

所属 ライター
臼杵孝志 / Takashi Usuki

配信日時:2024年7月18日 08時00分

菅沼菜々は日傘に氷嚢(ひょうのう)。選手も大会側も、暑さ対策に余念がない
菅沼菜々は日傘に氷嚢(ひょうのう)。選手も大会側も、暑さ対策に余念がない (撮影:鈴木祥)

<大東建託・いい部屋ネットレディス 事前情報◇17日◇ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡県)◇6505ヤード・パー72>

シーズン後半戦の初戦は連日の猛暑が予想される。会場のある福岡県糸島市の、大会開幕前日の最高気温は34.6度を記録。大会4日間の予想最高気温もいずれも35度前後と猛烈な暑さとなりそうだ。

小祝さくらは暑くても笑顔【写真】

汗だくのプロアマ大会を終えた選手は早くも戦々恐々だった。北海道出身の小祝さくらは「しんどいです。夏が早く終わればいいのに。苦しい」とげんなり。昨年大会は2位に入り、熱中症など体調不良者が続出した翌週の「楽天スーパーレディース」は4位と夏に強い印象もあるが、「暑いのはダメ。苦手です」と顔をしかめた。

標高850メートルのフランスの避暑地で開催された「アムンディ・エビアン選手権」から前日に帰国したばかりの竹田麗央は、「向こうでも暑さは感じたけど、こっちは湿度があってじめじめしている。体調管理に気をつけたい」と話した。

女子プロの暑さ対策の“三種の神器”といえるのが、日傘、氷嚢(ひょうのう)、ハンディファン(携帯扇風機)だが、先月末の「資生堂レディス」初日に熱中症になった藤田かれんも「この3つは絶対に欠かせません」と力説。「あとはこまめな水分補給。当たり前のことしかできないけど、徹底したい」とした。

大会側も厳戒態勢で暑さに備える。昨年は3日目が突然の豪雨でサスペンデッドとなり、54ホールの短縮競技となったが、決勝ラウンドの2日間はテレビ放送が生中継ということもあって全組を1番からスタートさせるワンウェイを予定していた。そのため3日目の最終組のスタート時間は午後0時50分となり、最も暑い時間帯にプレーさせることに選手側からは疑問の声も上がっていた。

今年は暑さを避けるために予選、決勝ラウンドともスタート時間は午前6時30分に変更され、4日間ともアウト、インから出るツーウェイとなった。選手には氷嚢、氷、塩分チャージタブレットなどが用意され、コース内には通常のトーナメントの倍以上となる10カ所以上のドリンク補給所(どぶづけ)も設置される。

ギャラリーゲートでは塩分チャージタブレットとうちわを配布し、ギャラリープラザには大型のミスト扇風機を3台設置。観客の安全対策にも万全を期している。大会側によると大会全体で用意する飲料総数は通常の3~4倍という。

7~8月に九州でトーナメントが開催されたのは昨年大会が、1998年「五洋建設レディース」(長崎県)以来、実に25年ぶりだった。昨年は大雨が懸念された“猛暑禍”を水に流してくれた形となったが、今年は人知を尽くして猛暑を乗り切り、大会の成功を目指していく。(文・臼杵孝志)

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