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渋野日向子がプレーオフを制して初代女王に 2カ月で2勝挙げ「こんなに早く来るとは」【思い出フォト】

これまで多くの名勝負、名場面が生まれた国内女子ツアー。それらのシーンを当時の写真とともに振り返る。今回は「資生堂・JAL レディスオープン」の2019年大会をプレーバック。

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2025年7月3日 07時00分

神奈川県の戸塚カントリー倶楽部で行われた2019年の「資生堂 アネッサ レディス」。渋野日向子がプレーオフを制して初代女王に輝いた。

【連続写真】どこが変わった? 渋野日向子の最新スイングを分析!

風速8.8m/sの強風と強い雨が降った最終日。2打を追いかけてスタートした渋野は前半4番でバーディを奪ったものの、続く5番をボギーとした。折り返してからもボギーが重なる中、首位を走っていたイ・ミニョン(韓国)は淡々とパープレー。一時は4打差まで離された。

流れを変えたのは、この日最高の難度となった後半15番パー4だった。渋野はパーオンに成功したものの、およそ15メートルの“上って下り“”のスネークラインを残した。最終日は10メートル以上のロングパットがほとんどショートしていたこともあり、「必ずオーバーさせよう」と放ったボールはそのままカップに吸い込まれ、値千金のバーディを奪取した。対するミニョンは3オン3パットでダブルボギーとし、一気に1打差。勢いそのままに17番パー4でも1つスコアを伸ばし、プレーオフに持ち込んだ。

1ホール目、ミニョンはバンカーにつかまり痛恨のダブルボギー。渋野はパーセーブし、勝負が決まった。同年5月の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」で念願の初優勝を挙げてから2カ月。「2勝目がこんなに早く来るとは。今年中にとは思っていたけど、めっちゃ早い(笑)」とあっという間に2つ目のタイトルを手にした。黄金世代では畑岡奈紗、勝みなみに続く複数回Vを達成した。

目標だったプロ優勝を果たしてからは、自分への期待が膨らみトレードマークの“笑顔”が失われていった。「サロンパスのときはゴルフを楽しんでやっていたけど、それからの1カ月くらいは思うようなゴルフができなくなっていた。今思えば、かなり怒りを爆発させていたと思う。優勝したときとは違う自分だった」。イラ立ちを見せる“らしくない”姿もあった。

「調子が良くないときに笑うのは難しいけど、忘れてはいけない」。プレースタイルを見直し、素直に結果を受け入れるよう心がけた。その結果、6月の「ニチレイレディス」から復調。8月の海外女子メジャー「全英AIG女子オープン」では日本勢2人目となる優勝を果たし、“スマイル・シンデレラ”が世界にその名をとどろかせた。

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