2025年のプロテストに合格したルーキーはどんなクラブを使っているのか。新人プロの初戦である25年の「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で使用クラブを取材。6度目の挑戦で合格をつかんだ23歳の前多愛(めぐ)に聞いた。
滋賀県出身の前多は、「実はアメリカ生まれで、名前のローマ字は“Meg”です」と登録名のローマ字はこだわる。昨年はティショットに不安を抱えながらも「マイナビネクストヒロインゴルフツアー」などに出場し、実戦の中で克服の道を探って9位タイで合格。昨年12月のファイナルQTは41位で限定的ではあるが、前半戦の出場権を獲得した。
キャディバッグの中身を見ると、4メーカーのクラブが混在する。まずドライバーはキャロウェイの『ELYTE ♦♦♦ TD』。つかまりのいいツアーモデルだが「初速がすごく速くて、イヤな感じもないので」と、不安払拭にひと役買ってエースの座に収まった。
3番ウッドは「構えやすさを重視して選びました。ボールも上がりやすい点も気に入っています」とピンの『G440 MAX』を選んでいる。
3本入れているユーティリティはこだわりを感じる。タイトリストの2015年発売モデル『816 H1』で揃えている。「5年以上ずっと替えていなくて、一番長い間使っているヘッドです」。
長年愛用する理由は、「グリーンで止めたい時、飛ばしたい時も操作しやすいのが一番。5U(25度)に関しては、短く持ったり、高く打ったり、本当によく打つクラブで、20ヤード幅ぐらいは打ち分け出来ます」と使用頻度が高く前多のゴルフを支えるクラブにはこだわりを感じる。
アイアンは21年発売モデルの『Mizuno Pro 225』、ウェッジは22年発売モデルの『S23』とミズノ製で揃える。「アイアンは他のメーカーはあまり打ったことがなくて」と、ミズノへの信頼感がありこちらも長年使用している。ウェッジは2本ともグリップ側に鉛を貼っている。「ヘッドが重く感じたので、数グラム貼って微調整しました」と手元側を少し重くすることでバランスよく振れる工夫も。
そして、パターはオデッセイの『Square 2 Square TRI-HOT JAILBIRD』と最新モデルだ。ほぼゼロトルクの構造で前重心が特徴で、赤と黒のストライプが目立つ。「パターはどこを向いているかが分からない悩みがあったのですが、今一番打ちやすいのがこれです。赤と黒が構えやすいですし、ストロークも安定します」。グリーン上はテクノロジーを有効利用している。
ボールに関しては「スピン量が少なかった」時期があり、最もスピンが入るブリヂストンの『ツアーB XS』を選んだ。シャフトは総じてフィッティングで最適なモノを選んでいるという。進化したギアのテクノロジーとこだわりが融合した14本だった。
使用クラブのスペック(2025 JLPGA新人戦)
1W:キャロウェイ ELYTE ♦♦♦ TD(10.5度/ SPEEDER NX VIOLET 50-S)
3W:ピン G440 MAX(15度/ SPEEDER NX VIOLET 50-S)
3、4、5U:タイトリスト816H1(21度、23度、25度/MCH 60-S)
6I~PW:ミズノ Mizuno Pro 225(MCI 70S)
48、52、58度:ミズノ S23(48度/MCI 70S、52、58度/ N.S.PRO 850GH R)
PT:オデッセイ Square 2 Square TRI-HOT JAILBIRD
BALL:ブリヂストン ツアーB XS
グリップ:イオミック
